カテゴリ「Bordeaux」の記事

中国対ボルドー~繰り返される争い 7 Nov 2015 これはフィナンシャル・タイムズに掲載された記事のかなり長いバージョンである。 「問題は中国の投資家が格付けシャトーを獲得するか否かではなく、いつ獲得するかである」 ボルドーで最も崇拝されるシャトーに関する予言とも言える一文はスザンヌ・ムスタチッチ(Suzanne Mustacich)の新著、「Thirsty Dragon」の最後から2番目のページにある。これは大きく変貌を遂げつつ複雑に絡み合うボル... (続きを読む)

ボルドーの白ワイン、急成長 31 Oct 2015 これはフィナンシャル・タイムズに掲載された記事のロング・バージョンである。 もし私が白ワインだったら、色による偏見に抗議しているだろう。ワインの世界最大の市場であるアメリカでは赤ワインよりはるかに多く白ワインが飲まれているが、イギリスではまだ赤ワインへの注目度の方が高いようだ。 各種の記事やプロ向けのテイスティングで私が目にするワインや、頼んでいないのに送り付けられてくる多くのサンプルは赤ワインが... (続きを読む)

ラ・フルール・モランジュ~大工さんのワイン 18 Jul 2015 これはフィナンシャル・タイムズに掲載された記事のロング・バージョンである。関連するテイスティング・ノートも参照してほしい。 1990年代、ジャン・フランソワ・ジュリアン(Jean-François Julien)は大工でワインのことは何も知らなかったが、シャトー・カノン・ラ・ガフリエールのオーナー、グラフ・ステファン・フォン・ナイペルグ伯爵(Graf Stephan von Neipperg)から... (続きを読む)

ボルドーのデジャヴ 11 Jul 2015 この記事の別バージョンはフィナンシャル・タイムズの「Bordeaux supplement」に掲載されている。 私のように40年近くボルドーに関する記事を書いていると、彼の地のワイン産業の周期性を強く感じずにはいられない。私が駆け出しの頃、ボルドーのワイン業界は高名なワイン商一族、クルーズ家(彼らは1847年シャトー・ラフィットの全てのブドウを買い占めた)に大打撃をもたらしたスキャンダルから立ち直... (続きを読む)

ボルドー2003 ~混沌のヴィンテージ~TT 4 Jun 2015 TT:木曜特別シリーズの意。最近の事例に関連のある過去の記事を再掲するコーナーです。 2015年6月4日私がこれを書いているボルドーでは最高気温36℃の予想が出ており(写真はアルカション湾の今朝の眺めだ)、かの有名な「猛暑のヴィンテージ」だった2003年を思い起こさせる。だがおそらくあれはそのうち「最初の猛暑のヴィンテージ」あるいは「21世紀で最初の猛暑のヴィンテージ」として知られるようになるだ... (続きを読む)

全ては愛という名のもとに~ボルドーのブレンド 2 May 2015 これはフィナンシャル・タイムズに掲載された記事のかなり長いバージョンである。 私自身は一度もワイン作りをしたいと思ったことはないが(大自然の奴隷になるには統制欲が強すぎ、マネージメントにも疎すぎるため)、ブレンディングのスキルが自分にはあるのではないかと空想することはしょっちゅうある。だが、最近行ったボルドーで最も尊敬を集めるコンサルタントでエノロジストである人物とのセッションで、その道を究めるこ... (続きを読む)

ボルドー 2014 ~今が正念場か  18 Apr 2015 これはフィナンシャルタイムズに掲載した記事のかなり長いバージョンである。これら若いバレル・サンプルのテイスティング・ノートを450以上含む guide to coverage of this vintageも参照してほしい。 最近ボルドーで過ごした一週間の間にテイスティングした中で唯一の素晴らしいワインは夕方のダイニング・テーブルで飲んだものだった。熟成期間が6か月に満たない2014のワインが並ん... (続きを読む)

ボルドー2013年プリムールへの最後通牒?~TT 13 May 2014 TT:木曜特別シリーズの意。最近の事例に関連のある過去の記事を再掲するコーナーです。 2015年4月2日 ボルドーで2014年のプリムールテイスティングが終わりに近づき、ボルドーの人々はイースターの週末の間中値付けの熟考に入るというこのタイミングで、前回のセールス・キャンペーンの際に最大級のワイン業者の一つが発表した以下のコメントを再掲するのが有益だと思い、掲載する。 2014年5月13日 ロン... (続きを読む)

ボルドー 2007~魅惑的と言うには程遠く 28 Mar 2015 この記事の別バージョンがフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。全テイスティング・ノートと2007ヴィンテージに関する2009 reportも参照してほしい。 ここのところ、おそらく2,3年の間だろうか、レストランのワインリストからワインを選ぶ際、その価格設定が強気すぎないと思えるヴィンテージは2007だった。2007の赤も白も、ブルゴーニュは現在飲むのに非常に心地よい。最高級の物を除けば現在... (続きを読む)

10年目のボルドー2005 14 Feb 2015 これはフィナンシャル・タイムズに掲載された記事のロング・バージョンである。完全なテイスティング・ノートは「Bordeaux 2005, 10 years on」を参照してほしい。 70ものパワフルな赤ワインのテイスティングをしてエネルギーをもらうことはそうあることではないが、先日ロンドンの高級ワイン商、ボルドー・インデックスが主催した「2005のボルドー、10年後」は楽しいひと時だった。 現時点で... (続きを読む)

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