カテゴリ「Diploma受験生必読」の記事

硫黄を減らすということ 23 Jul 2016 この記事のやや短いバージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。低硫黄ワインも参照のこと。 今世紀初頭から事実上すべてのワインには「亜硫酸塩を含みます」とラベルに表記されることとなった。その意味は何だろうか? 亜硫酸塩とは硫黄成分の総称で、発酵の自然な産物であり、全く添加をしなくても全てのワインに微量ながら含まれるものだ。形容詞としての「亜硫酸の」という言葉はあまり食欲をそそるものではな... (続きを読む)

協同組合の努力 25 Jun 2016 この記事の別バージョンはフィナンシャル・タイムズに掲載されている。テイスティング・ノートも参照のこと。 ヨーロッパで作られるワインの約半数は個人や家族ではなく、協同組合が作っている。スペインだけでも約1000、フランスには約700の協同組合がある。基本的にそれらは世界恐慌や第二次世界大戦後の影響から農家が生き残るために結束する必要が生じ作られたものだ。20世紀の間、すなわち質より量に重点が置かれて... (続きを読む)

トーレス~告知広告から生まれる生物多様性  18 Jun 2016 この記事のやや短いバージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。テイスティング・ノートも参照のこと。 ミゲル・A・トーレスは彼の地元、バルセロナの奥地にあるペネデスで作った 1970カベルネ・ソーヴィニヨンが 1979年のゴー・ミヨ・オリンピックでシャトー・ラ・ミッション・オーブリオン 1961やシャトー・ラトゥール 1970に勝利し世界で最も有名なワイン生産者となった。(一説にはフラン... (続きを読む)

食事に合うロゼ~世界で最も万能なワイン?  11 Jun 2016 この記事の別バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。美味しそうな写真はサンフランシスコの中華街でワイン・ライターであるランディ・カパローソ(Randy Caparoso)が撮影したものだ。Rosé assemblageのテイスティング・ノートも参照のこと。 フィナンシャル・タイムズの3ページ、ライフ&アートのコーナーに掲載されている「ランチ・ウィズ・フィナンシャル・タイムズ」で食べ... (続きを読む)

ワイン業界と金融業界が出会う場所 28 May 2016 この記事のやや短いバージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。 先週はロンドンのクラブの聖地、セント・ジェームズにクラブが初めて開かれてから一世紀という記念すべき週だった。私が67ポール・モールに立ち寄った時、(ここにはくだらない女人禁制はない)、彼らはチームの一員であるギリシャのテリー・カンディリス(Terry Kandylis)が前日に英国ソムリエ・オブ・ザ・イヤーを受賞したことを... (続きを読む)

この記事の別バージョンはフィナンシャル・タイムズに掲載されている。テイスティング・ノートも参照のこと。 40年間ワインの現場を見てきて、これほど流動的な状態を経験したことがない。数年前まで世界のワイン生産者は同じ方向を向いていた。大雑把に言うとフランスの伝統的な手法を地元で真似て、最も力のあるアメリカの批評家の好みとされるスタイルに多少なりとも近づけようとしていた。非常に大きく力強いワインが何年も... (続きを読む)

この記事のやや短いバージョンはフィナンシャル・タイムズに掲載されている。220におよぶテイスティング・ノートもとマイケル・シュミット(Michael Schmidt)によるヴィンテージ・レポートも参照のこと。 5がつく年が(5で割り切れる年がヨーロッパのほとんどの地域で)良年であるという法則を作って以来、2015で最高なのはどの地域かを常に考えていることを白状しよう。 もちろん最近テイスティングし... (続きを読む)

イタリア人よ、フランスのことは忘れよ  30 Apr 2016 この記事のやや短いバージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。 メジャーな報道機関は論争の火種になるワインが好きだ。先ごろイタリア首相のマッテオ・レンツィがイタリア・ワインはもはやフランスワインに勝っていると豪語し、おそらくはフランソワ・オランドによって反論された件については必要以上に騒いでいたように思われる。では実際のところはどうなのだろう。 純粋に生産量だけを基準とした場合、フラン... (続きを読む)

ボルドー2015~最終評価 23 Apr 2016 これはフィナンシャル・タイムズに掲載されている記事のロング・バージョンである。 幅広くボルドー2015をカバーしたこのガイドと620本におよぶテイスティング・ノートも参照のこと。 まず初めに、2015年はこの5年間で初めてボルドー人が大騒ぎする価値のあるヴィンテージだと言える。 次に、2015はけして世紀のヴィンテージというわけではない点も述べておこう。ボルドーで私が出会った誰一人としてそのような... (続きを読む)

中国ワイン~輸出の準備は万端か?  16 Apr 2016 この記事のやや短いバージョンはフィナンシャル・タイムズに掲載されている。ここに示す68本の優れた中国ワインに関するテイスティング・ノートも参照のこと。 中国は今や世界で6番目のワイン生産国であり、ボルドー人が発注した分析の結果によれば確実に世界最大の赤ワイン市場である。だから中国人のワイングラスに何が注がれるのかはワインの世界にいるすべての人にとってなかなか重要な問題なのである。 私は今世紀、中国... (続きを読む)

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