カテゴリ「Diploma受験生必読」の記事

ワインと科学の出会う場所24 Feb 2018 この記事のショート・バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。 我々のほとんどはワインを娯楽やリラクゼーションと結びつけるものだが、世界中に存在する数百名の科学者にとって、それは毎日の勤務時間を使い頭の痛くなるほど詳細に研究する対象である。 例えばアメリカン・ジャーナル・オブ・エノロジー・アンド・ヴィテカルチャー誌に最も多く引用されている文献のタイトルには「Colorimetry o... (続きを読む)

増加する荒野のワイン 10 Feb 2018 この記事の別バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。 典型的であることは美徳に必要な要素なのだろうか。この問いはワインの世界で年々議論の度合いを増している。特に現代のように大きく変化を遂げている時代では。 現代ほど、特にワイン作りの技術という意味で多くの実験が行われている時代はない。ドイツ品種であるリースリングを植えているボルドーの生産者たちはもちろん、それがボルドーのアペラシオン... (続きを読む)

OWロエブの悲劇 20 Jan 2018 この記事のやや短いバージョンはこの記事の姉妹版であるフィナンシャル・タイムズ・マガジンにも掲載されている。OW Loeb - a history lesson も参照のこと。 昨年11月16日の午後、クリスティーズで珍しいことが起こった。「この上ないコレクションから提供された最高級かつ最も希少なワイン~パート1」と題された競売のさなか、その後半すべての出品が取り消されたのだ。「本日のワイン・オーク... (続きを読む)

ポルトガル語を学ぶべき時が来たか  18 Nov 2017 この記事の別バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。 今ポルトガルは乗りに乗っている。サッカーの腕前は言うまでもないし、彼らの2つの主要都市は旅行者のメッカだ。そして最高の賞賛も与えられた。マドンナがニューヨークからリスボンに移住し、そこにいるとまさに自分が「クリエイティブで生きている」と感じられると明言したのだ。 最近リスボンに到着したとき、私は恥ずかしながらこのポルトガルの自慢... (続きを読む)

ブルゴーニュ2017 -煙が守ったブドウ 11 Nov 2017 この記事のショート・バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。 コート・ドールのブドウ生産者たちは先週、いつになく楽しげな様子だった。7年間に及ぶ雹、霜、腐敗、害虫などによる収穫量の減少を乗り越え、2017年はブルゴーニュにとって豊かなヴィンテージとなったためだ。「ようやく売るものができました」ムルソーとヴォルネイに拠点を置くドメーヌ・デ・コント・ラフォンのドミニク・ラフォンはそう言... (続きを読む)

岐路に立つ南アフリカ 28 Oct 2017 この記事の別バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。最近のテイスティング・ノートについてはNew Wave South Africans と South African old-vine marvelsも参照のこと。写真はケープ・タウン空港近くのクロスロード黒人居住区で、ケープを初めて訪れた人々の多くがショックを受ける光景だ。 南アフリカのワイン業界は今、他にはない、そしておそらく... (続きを読む)

炎と煙~増え続ける招かれざる客 21 Oct 2017 カリフォルニアの火事で被災した人々のための募金を行う12月2日土曜日の夜にロンドンで開催されるテイスティングについての情報は木曜日のニュースに注目してほしい。また我々の特派員でもあるアルダー・ヤローとエレイン・チューカン・ブラウンが推奨する次の3つの募金も検討してほしい。畑での作業者へはOleHealth.org、ナパの被災者へは The Community Fund via Napa Vintn... (続きを読む)

ワイン界のガラスの天井 14 Oct 2017 この記事の別バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。 男社会での女性という立場にある者として、その経験がどのようなものか答える言葉は多く持っているつもりだ。物書きとして、どちらかと言えば得したこともあり、例えば多くの男性よりも(名前のおかげもあって)覚えてもらいやすいことや、最初のころはホストや主要なゲストの隣に座らせてもらえたことで、テーブルの反対側に座っている男性たちよりも多く... (続きを読む)

ブルジョワの抱える痛み 7 Oct 2017 この記事の別バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。185本の2015クリュ・ブルジョワのテイスティング・ノートも参照のこと。 熟した親しみやすい2015のヴィンテージは、称賛を浴びにくいボルドーのシャトーにはもってこいの好機ではなかろうか。2009が非常にうまくいったように。 いわゆる(まったく古臭い呼び方だが)クリュ・ブルジョワはメドックの格付けシャトー(クリュ・クラッセ)の下... (続きを読む)

ヴァントゥー、使い勝手のいい冷涼な気候 30 Sep 2017 この記事の別バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。テイスティング・ノートはFrom the flanks of Mont Ventoux を参照のこと。 ヴァントゥーはこの20年間で最も大きな変化を遂げた南フランスのアペラシオンと言えよう。 そもそも、その名称が暫定的なコート・デュ・ヴァントゥーからツール・ド・フランスのサイクリストやそのファンの心に響く単語一つに変わった。数マイ... (続きを読む)

1  2  3  4  5