カテゴリ「Diploma受験生必読」の記事

ピーター・M・F・シシェル~CIAからブルー・ナンまで これはフィナンシャル・タイムズに掲載された記事のロング・バージョンである。 自叙伝の副題に「醸造者、囚人、兵士、そしてスパイ」という副題を付けられる人物が93歳になるニューヨークの重鎮、ピーター・M・F・シシェル(Peter M F Sichel)を置いて他にいようか。あるいは二種類のCIA-1つは言わずもがな、もう一つはカリナリー・インスティテュート・オブ・アメリカ(Culinary Insti... (続きを読む)

オーストラリアの時代、再び 20 Feb 2016 この記事の別バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。先週公開したAustralia's slimline Chardonnays, Australian Shiraz - what's hot, what's cool, Neb, Sangio and friendsも参照のこと。 長い間に私はアルコールと人混みの組み合わせには耐性ができているのだが、先週のワイン業界向けテイスティ... (続きを読む)

苦境に立つスペイン 6 Feb 2016 この記事のショート・バージョンはフィナンシャル・タイムズに掲載されている。 リオハで最も尊敬を集める生産者の一つ、アルタディは最近、リオハを名乗るのをやめると宣言した。このように世に広く知らしめる手段を取ったのはアルタディがワインを統制する組織であるコンセホ・レグラドールの規制が厳しすぎると考えたため(ヨーロッパのアペラシオンに対してよくある批判である)ではなく、コンセホの運営方法に抗議を表明する... (続きを読む)

グルナッシュの未来への道?  16 Jan 2016 これはフィナンシャル・タイムズに掲載した記事のやや長いバージョンである。数多くのローヌ2014をカバーしたこの記事も参照してほしい。 ブドウ品種にも流行り廃りはある。カベルネ・ソーヴィニヨンとシャルドネは20年前には栄華を極めていたが、今は鳴りを潜めてしまった。一方、私はついにグルナッシュの時代が来る予感がしている。その本拠地である南部ローヌの人々に、私は新たな展開をしているスペイン、オーストラリ... (続きを読む)

2014 ブルゴーニュ、にじみ出す魅力 9 Jan 2016 ピエール・イヴ・コラン・モレ(Pierre-Yves Colin-Morey)は今頃一年で唯一の休暇から彼の職場である無双の白のブルゴーニュの入った樽と丁寧に手入れされた畑の中に戻っている頃だろう。彼は毎年夏に1週間、家族と共に自分の拠点であるシャサーニュ・モンラッシェを離れるようにしている。「でも実際には本当の休暇とは呼べないんです。僕はずっと天気予報をチェックしているし、収穫作業をしている人た... (続きを読む)

アジア系ショウジョウバエ~2014年の虫害 17 Dec 2015 2015年12月17日 今日はローヌとブルゴーニュの2014ヴィンテージの調査で大忙しのため、オウトウショウジョウバエ(Drosophila suzukii)という害虫が2014年に北部ローヌ(2014年の今日報告)、ドイツ(マイケル・シュミットが1年前に報告)、ブルゴーニュ(ティラク・シンハ(Tilak Sinha)が2014年9月に報告している)を含む多くの栽培家に大きな懸念をもたらした報告を... (続きを読む)

お気に入りの華やかな泡 28 Nov 2015 これはフィナンシャル・タイムズに掲載した記事のロング・バージョンである。写真は67ポール・モールでマット・マーティン(Matt Martin)が撮影したものだ。 この華やかな季節、お祝いに飲むスパークリングのお勧めに起こった大きな変化と言えば、最高品質の泡が今やイギリスで作られているという点だろう。 私は常にイギリスのスパークリングの成功を願ってきたが、過去にテイスティングしたものはおおむねよくで... (続きを読む)

ポムロール~目下構築中 21 Nov 2015 これはフィナンシャル・タイムズに掲載された記事の別バージョンである。 地勢が全てを語る、というのはフランスワイン業界に言い伝えられてきた教えの一つである。コート・ドールで育ったブルゴーニュ人は間違いなく、地元の地図を徹底的に叩き込まれている。何世紀もの歴史を持つ異なるクリマの境界線は、そのクリマが時には2ヘクタール、すなわち5エーカーよりも小さいにも関わらず、そのワインがどう格付けされ、我々消費者... (続きを読む)

ソムリエの相次ぐ台頭 14 Nov 2015 これはフィナンシャル・タイムズに掲載した記事の別バージョンである。アルダーの最近の投稿「Is wine ready for its close-up?」も参照のこと。 最近私はニューヨークとワシントンDCで本の発売イベントのため10日間をすごした。オックスフォード大学出版局の出版者の印象に残ったのはスミソニアンで聞いた話でも、私が225冊もの新著にサインしたイータリーの屋上でのテイスティングでもな... (続きを読む)

アジア系ショウジョウバエ~ブルゴーニュからの報告 12 Nov 2015 2015年11月12日 以下の記事は2014ヴィンテージに関するものであり、私が今ブルゴーニュで忙しくテイスティングしている2015ヴィンテージの、誰もがワクワクしながら収穫したものについてではない点に注意してほしい。だが2014のブルゴーニュは間もなく我々の手元に届くことになるし、高品質の2014白の中には既に流通しているものもある。そのため昨年の異常事態に関する記事を再掲するのが適切だと考えた... (続きを読む)

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