カテゴリ「Diploma受験生必読」の記事

お気に入りの華やかな泡 28 Nov 2015 これはフィナンシャル・タイムズに掲載した記事のロング・バージョンである。写真は67ポール・モールでマット・マーティン(Matt Martin)が撮影したものだ。 この華やかな季節、お祝いに飲むスパークリングのお勧めに起こった大きな変化と言えば、最高品質の泡が今やイギリスで作られているという点だろう。 私は常にイギリスのスパークリングの成功を願ってきたが、過去にテイスティングしたものはおおむねよくで... (続きを読む)

ポムロール~目下構築中 21 Nov 2015 これはフィナンシャル・タイムズに掲載された記事の別バージョンである。 地勢が全てを語る、というのはフランスワイン業界に言い伝えられてきた教えの一つである。コート・ドールで育ったブルゴーニュ人は間違いなく、地元の地図を徹底的に叩き込まれている。何世紀もの歴史を持つ異なるクリマの境界線は、そのクリマが時には2ヘクタール、すなわち5エーカーよりも小さいにも関わらず、そのワインがどう格付けされ、我々消費者... (続きを読む)

ソムリエの相次ぐ台頭 14 Nov 2015 これはフィナンシャル・タイムズに掲載した記事の別バージョンである。アルダーの最近の投稿「Is wine ready for its close-up?」も参照のこと。 最近私はニューヨークとワシントンDCで本の発売イベントのため10日間をすごした。オックスフォード大学出版局の出版者の印象に残ったのはスミソニアンで聞いた話でも、私が225冊もの新著にサインしたイータリーの屋上でのテイスティングでもな... (続きを読む)

アジア系ショウジョウバエ~ブルゴーニュからの報告 12 Nov 2015 2015年11月12日 以下の記事は2014ヴィンテージに関するものであり、私が今ブルゴーニュで忙しくテイスティングしている2015ヴィンテージの、誰もがワクワクしながら収穫したものについてではない点に注意してほしい。だが2014のブルゴーニュは間もなく我々の手元に届くことになるし、高品質の2014白の中には既に流通しているものもある。そのため昨年の異常事態に関する記事を再掲するのが適切だと考えた... (続きを読む)

中国対ボルドー~繰り返される争い 7 Nov 2015 これはフィナンシャル・タイムズに掲載された記事のかなり長いバージョンである。 「問題は中国の投資家が格付けシャトーを獲得するか否かではなく、いつ獲得するかである」 ボルドーで最も崇拝されるシャトーに関する予言とも言える一文はスザンヌ・ムスタチッチ(Suzanne Mustacich)の新著、「Thirsty Dragon」の最後から2番目のページにある。これは大きく変貌を遂げつつ複雑に絡み合うボル... (続きを読む)

オーストラリアのピュリニー 10 Oct 2015 この記事のやや短いバージョンはフィナンシャル・タイムズに掲載されている。160本に及ぶ最新のオーストラリアワインに関するテイスティング・ノートも参照のこと。 先日華麗な名を持つブリス・ド・ラ・モランディエ(Brice de la Morandière)に会った。彼は親戚で惜しまれつつ亡くなったアンヌ・クロード・ルフレーヴからあの世界的に有名なピュリニー・モンラッシェのドメーヌ・ルフレーヴのかじ取り... (続きを読む)

クラウディ・ベイを生み出した男 1 Oct 2015 2015年10月1日 昨晩LVMHはクラウディ・ベイ設立30周年を祝い、ロンドンのサマーセットにあるスプリングで回顧的なテイスティングを伴うディナーを開催した。ワイン・メーカーであるティム・ヒース(Tim Heath)は10年前クラウディ・ベイに着任したが、その前は以下に紹介するデイヴィッド・ホーネン(David Hohnen)に師事していた。左の写真は、現在彼自身の事業であるマックヘンリー・ホー... (続きを読む)

9年の歳月を経た新しい言葉たち 12 Sep 2015 この記事の別バージョンはフィナンシャル・タイムズに掲載されている。 アーヴァイン(Arvine)、コトー・ブルギニヨン(Coteaux Bourguignons)、セラー・トラッカー(CellarTracker)、崩積土(colluvium)、ステファン・ドゥルノンクール(Stéphane Derenoncour)、ヴィンヤード・エコシステム(vineyard ecosystem)、ゲオスミン(g... (続きを読む)

ツイッターでソーテルヌを売る 5 Sep 2015 この記事の別バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。 (訳注;Ch Coutetは日本では通常クーテと表記されますが、原文に従い最後のtを発音する表記にしています) あなたには姪がいるだろうか?実際、姪と一緒に働くことを想像できるだろうか? 7年前、アリーン・バリー(Aline Baly;写真右、Exceptio提供)、快活でこの上なく雄弁なアメリカのMBAで祖国フランスを8歳の時... (続きを読む)

専門家の行く末は?  5 Sep 2015 これは今日のフィナンシャル・タイムズのライフ&アートの1面に掲載された記事のロング・バージョンである。 私はこれまでの人生で一度だけ、ワインについて知るべきことは全て知っていると考えたことがある。1978年、開始2年でWSET(原文 訳文)の運営するコースを修了した時だ。運よく、またおそらく進学校のガリ勉教育の影響もあってか私はその年の首席であり、WSET Diplomaを手にした自分は完全に独り... (続きを読む)

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