カテゴリ「JancisRobinson」の記事

シェリー~忘れられた秘宝 27 May 2017 この記事のショートバージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。 先日、古くからの友人でザ・ワールド・アトラス・オブ・ワインの共著者でもあるヒュー・ジョンソンとランチを共にした。彼は数十年振りにヘレスにあるシェリーの街を再訪したのだが、そこを取り巻く景観の変化に衝撃を受け、まだそこから抜け出せないようだった。 ヘレスからもう一つの主要なシェリーの街、サンルカール・デ・バラメーダへ続く道を... (続きを読む)

ブルゴーニュ白の水平テイスティング 20 May 2017 この記事の別バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。これらのワイン全てのテイスティング・ノートを含むtasting article も参照のこと。 熟成中のボルドー赤のヴィンテージを評価することは、それが安物でなければ十分一般的なことだ。そのような現実もあって、数少ない例外を除きほとんどのボルドーのシャトーの畑は非常に広大だ。 ところが同じことはブルゴーニュにはなかなか当てはまらな... (続きを読む)

政治とジンファンデル 13 May 2017 この記事の別バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。Celebrating Tribidrag in Croatiaも参照のこと。 ブドウ品種の名前が政治的な意味を持つことがあるのだろうか?最近参加したエディ・マレティック(Edi Maletič)およびイヴァン・ペジク(Ivan Pejič)両教授による「アイ・アム・トリビドラグ」という挑戦的な題が付けられた会議で私はそれを強く感... (続きを読む)

流通ルートの短縮 6 May 2017 この記事の別バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。 その価格からは想像できないかもしれないが、有名ワインの生産者のほとんどが問題を抱えている。 彼らの生み出す自慢のボトルは今や贅沢品の領域であり、間違いなく投資家のターゲットとなっている(偽造品作成者の、という意味もあるがそれはまた別の話だ)。生産者たちが抱える問題とは、彼らのワインを取引に使うのではなく実際に飲もうとする人々を見... (続きを読む)

シャンパーニュ~その泡は失われるのか?  29 Apr 2017 この記事のショート・バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。 長きにわたりシャンパーニュはワインの世界で最も洗練され、最も効果的な広報機関だったと言えよう。消費者はシャンパーニュが、いやシャンパーニュだけが、お祝い事や洗練されたディナー・パーティで社会的に受容される潤滑剤であると信じ込んでいた。 ところが全ては変わった。非常に多くの熱烈なワイン・バイヤーたちはプロセッコを二番目の選... (続きを読む)

光を放つ左岸2016 22 Apr 2017 この記事のショート・バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。約500本のテイスティング・ノートを含むthis guide to our coverage of Bordeaux 2016 も参照のこと。 サンテステフ2級格付であるコス・デストゥルネルの技術責任者、ドミニク・アランゴワ(Dominique Arangoits)は今月初めにとりわけフレッシュな2016を紹介する際、かな... (続きを読む)

ボルドー2016~右岸はタイミングがカギ 14 Apr 2017 この記事のやや短いバージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されており、いつもより早くft.com で公開されたのでこの記事も早めに公開することにした。数多くのテイスティング・ノートが含まれるguide to coverage of Bordeaux 2016も参照のこと。 (写真のヴュー・シャトー・セルタンのように)霧の立ち込める月曜の朝に始まった先週のボルドーはその後ずっと晴れだった。そして... (続きを読む)

インド~ワイン最後の未開の地?  8 Apr 2017 この記事の別バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。Indian wine - a progress reportも参照のこと。 そもそもインドのワインが存在すること自体が奇跡だ。まず、その熱帯性気候は、言ってみれば何の助けにもならない。この上ない暑さと何か月にも及ぶモンスーンの雨は、その畑が北半球にあるにもかかわらず、複数回の剪定をすることで南半球の年間サイクルを辿ならなくてはな... (続きを読む)

ヴィンテージ・ポートと日本酒 1 Apr 2017 この記事の別バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。テイスティン・ノートはvintage ports of the 1980s と a second helping of sakesも参照のこと。 この記事のタイトルはエイプリルフールではない。自分の考えや行動を事細かに記述する極端に個人的なブログは私の好みではないのだが、今回はワイン・ライターとしてめったになく貴重な経験をしたため... (続きを読む)

ブルネッロ2012 - 一括りにできない偉大な産地 25 Mar 2017 この記事の別バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されているtasting notes from Brunello Night 2も参照のこと。 トスカーナの最も偉大なワイン産地であるブルネッロ・ディ・モンタルチーノはこれまでジェットコースターのように目まぐるしい変化を遂げてきた。この10年で起こった変化は間違いなく良い方向に向かうそれだ。 1990年代、そこではあまりに多くのワイン生産者が... (続きを読む)

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