カテゴリ「Argentina」の記事

南半球のワイン、アメリカでの立場は 4 Jul 2015 これはフィナンシャル・タイムズに掲載された記事の別バージョンである。 独立記念日の週末は、アメリカの「独立した」思想について思いめぐらすのにいいタイミングだろう。この「独立した」思想とは特定のワインに対する思想を指す。私は2013年の暮れにニューヨークを訪問し、ワイン・ライター仲間が南半球のワインは時代遅れだと言うのを聞いて大きな衝撃を受けた。なんということか。南アメリカ全部??南アフリカも?オー... (続きを読む)

マルベックがアルゼンチンへ伝わった経路は 23 Jun 2015 おそらくアメリカ大陸のヨーロッパ側(というよりもおそらく(訳注;メキシコとアメリカの間を流れる)リオ・グランデより北の地域)では歓迎されないことだと思うが、マルベックはアルゼンチンに伝わるより早くチリに伝わっている。19世紀初頭の独立は土地所有者層に安定をもたらし(彼らは現在でも権力者である)、ヨーロッパを訪れた彼らはフランスワインへの新たな憧れと共に帰国したのである。 チリの権力者たちはフランス... (続きを読む)

ズッカルディ~三世代続くアルゼンチンのワイン 7 Mar 2015 これはフィナンシャル・タイムズに掲載された記事のロング・バージョンである。「Travels in Argentina - the guide」も参照してほしい。 ただ一つの家族に注目してアルゼンチン・ワインの近代史を語るのはいささか公正ではないかもしれないが、だれが見ても明らかなその例を挙げたい。ズッカルディだ。彼らの物語は20世紀半ばの技術改革から世紀の変わり目の人もうらやむ販売戦略の成功、そし... (続きを読む)

チリ対アルゼンチン~大西洋を挟んだ評価の違い~TT 5 Mar 2015 TT:木曜特別シリーズの意。最近の事例に関連のある過去の記事を再掲するコーナーです。 2015年3月5日 ジャンシスが最近訪問したチリとアルゼンチンに関する総括記事を受け、2010年時を振り返り、当時との類似点と相違点、その後の大きな変化を知るのも興味深いと考え、2010年9月25日にフィナシャル・タイムズに掲載された記事を再掲する。 南アメリカのテイスティング・ノートについてはこちらを参照のこ... (続きを読む)

先週のアルゼンチンのトップワイン 16 Feb 2015 今アルゼンチンで作られている最高品質のワインを知る近道はいかがだろうか? 私は先週のほとんどを、これでもかと冷房の効いたメンドーサのパーク・ハイアットで、今年のワインズ・オブ・アルゼンチン(WoA)・ワインアワードの審査のため缶詰めになっていた。この国を訪れたのは2007年にガウチョとマルベックの国でのワインの進歩を測るこの例年行事の初回に参加した時以来だ。 WoAは毎年審査員のテーマを決めて開催... (続きを読む)

ワインメーカーたちの転換 4 Oct 2014 この記事はフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。 私のワインライフは短いものだが、その中で最近私は思慮深いワイン生産者たちが大きな転換期を迎え、その数が着実に増えていることに気づいた。興味深いことに、この現象はマーケティングとは全く関係なく、自分たちが過去に作ったワインに対する離反ともいえるものである。 アルベルト・アントニーニ(Alberto Antonini;写真)を例に挙げてみよう。彼... (続きを読む)

1