カテゴリ「Bordeaux」の記事

ブルジョワの抱える痛み 7 Oct 2017 この記事の別バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。185本の2015クリュ・ブルジョワのテイスティング・ノートも参照のこと。 熟した親しみやすい2015のヴィンテージは、称賛を浴びにくいボルドーのシャトーにはもってこいの好機ではなかろうか。2009が非常にうまくいったように。 いわゆる(まったく古臭い呼び方だが)クリュ・ブルジョワはメドックの格付けシャトー(クリュ・クラッセ)の下... (続きを読む)

コルクの逆襲 19 Aug 2017 この記事のショート・バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。 今世紀の最初の10年間、多くの人々がポルトガルを中心としたコルク産業の絶滅を危惧していた。スクリューキャップや合成コルクのような代替栓の人気が非常に高まってきたためだ。 問題は驚くほど高いTCAの発生率だった。TCAは天然コルクにおけるコルク汚染のほとんどの原因となる化学物質の略称だ。最近まですべてのコルクはオーク樫の樹... (続きを読む)

ペサック・レオニャンの永続的な白 8 Jul 2017 この記事の別バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。 ボルドーと言えば赤ですよね?と言われるが、それほど遠くない昔ボルドーは赤ワインよりも白ワインを多く生産していた時代があった。そして人生を辛口のボルドー白にかけた男がいた。アンドレ・リュルトン、92歳。かつて自分のことを「一度尻にかみついたら絶対に離さない犬」と例えた人物だ。 彼の粘り強さが生み出した結果が今年30周年を迎える。リ... (続きを読む)

光を放つ左岸2016 22 Apr 2017 この記事のショート・バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。約500本のテイスティング・ノートを含むthis guide to our coverage of Bordeaux 2016 も参照のこと。 サンテステフ2級格付であるコス・デストゥルネルの技術責任者、ドミニク・アランゴワ(Dominique Arangoits)は今月初めにとりわけフレッシュな2016を紹介する際、かな... (続きを読む)

ボルドー2016~右岸はタイミングがカギ 14 Apr 2017 この記事のやや短いバージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されており、いつもより早くft.com で公開されたのでこの記事も早めに公開することにした。数多くのテイスティング・ノートが含まれるguide to coverage of Bordeaux 2016も参照のこと。 (写真のヴュー・シャトー・セルタンのように)霧の立ち込める月曜の朝に始まった先週のボルドーはその後ずっと晴れだった。そして... (続きを読む)

ボルドー 2005 - 勝者と敗者 11 Mar 2017 この記事の短いバージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。テイスティング・ノートはwhites, right bank reds および left bank redsを、ボルドー2005全体についてはこのガイドを参照のこと。 熟成した、あるいは熟成しつつあるボルドーをテイスティングすることは注意深く調整されたバレル・サンプルをテイスティングするよりもはるかに有用だ(今年も4月の上旬にボ... (続きを読む)

古酒をテイスティングする時は 21 Jan 2017 この記事のショート・バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。特に繊細な50本のワインに関するテイスティング・ノートはWallowing in 1928s, and other relicsを参照のこと。 5年もののワインと50年物のワインに大きな違いがあるのと同じで、古酒のテイスティングは若いワインのテイスティングとは大きく様子が異なる。 このことは昨年秋に6人でダイニングテーブル... (続きを読む)

あのパリスの審判から40年 9 Jul 2016 この記事の別バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。 孫に自分がなぜ有名なのかと聞かれたとき、ワイン・ライターであるスティーブン・スパリエ(Steven Spurrier)は彼にジョージ・M・テイバーの著作、パリスの審判を見せた。彼が1976年5月24日に企画したあの運命的なカリフォルニア・ワインとトップ・フランス・ワインのブラインド・テイスティングの証ともいえる著作だ。 その40... (続きを読む)

どのボルドー2006が飲みごろか?  7 May 2016 この記事の別バージョンがフィナンシャル・タイムズに掲載されている。 ボルドー人は需要の大きかった年の不調やポンドの大幅な対ユーロ安を経た5年ぶりの良いヴィンテージにいくらの値を付けるか頭をひねっている頃だろうから、赤のボルドーが我々に与えてくれるものについて考えてみるのもいいだろう。赤のボルドーは他のどのワインよりも熟成に期待持て、二次市場が確立され、量としても十分に入手可能なワインだ。 このこと... (続きを読む)

ボルドー2015~最終評価 23 Apr 2016 これはフィナンシャル・タイムズに掲載されている記事のロング・バージョンである。 幅広くボルドー2015をカバーしたこのガイドと620本におよぶテイスティング・ノートも参照のこと。 まず初めに、2015年はこの5年間で初めてボルドー人が大騒ぎする価値のあるヴィンテージだと言える。 次に、2015はけして世紀のヴィンテージというわけではない点も述べておこう。ボルドーで私が出会った誰一人としてそのような... (続きを読む)

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