カテゴリ「California」の記事

ピノ祭り 12 Nov 2016 この記事の別バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。 赤のブルゴーニュは多くのワイン飲みを魅了する。できが良い場合は他にないほど快楽主義的な価格が付く一方、出来が悪かった場合に我々はブルゴーニュという完ぺきなゴールを目指す予測がこの上なく難しいレースで間違った馬に賭けてしまった自分が悪いのだと考える傾向にある。 赤のブルゴーニュに対するこの崇拝の念が広まった結果、世界中で数多の生産... (続きを読む)

あのパリスの審判から40年 9 Jul 2016 この記事の別バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。 孫に自分がなぜ有名なのかと聞かれたとき、ワイン・ライターであるスティーブン・スパリエ(Steven Spurrier)は彼にジョージ・M・テイバーの著作、パリスの審判を見せた。彼が1976年5月24日に企画したあの運命的なカリフォルニア・ワインとトップ・フランス・ワインのブラインド・テイスティングの証ともいえる著作だ。 その40... (続きを読む)

ロンドンに轟くワシの叫び 19 Mar 2016 この記事のやや短いバージョンはフィナンシャル・タイムズに掲載されている。 「金を無駄にするな、そしてしくじるな」というのがナパで最も高価なワインを生み出す畑のマネージャーにオーナーであるスタン・クロンケ(Stan Kroenke)が与えた指示の概要だ。彼はスポーツ界の大物で、ロサンゼルス・ラムズとロンドンのアーセナルのオーナーでもある人物だ。 軽快なシャンパーニュ人アルマン・ド・メグレ(Arman... (続きを読む)

サンタ・クルーズ・マウンテン、絡み合うスタイル 6 Jun 2015 これはフィナンシャル・タイムズに掲載された記事のロング・バージョンである。詳細なテイスティング・ノートも参照のこと。 ボルドーの一級シャトーに匹敵するほどのワイン産地がブルゴーニュのグラン・クリュに匹敵するほどの畑からわずか1マイル半の場所にあると想像してほしい。それこそが太平洋とシリコン・ヴァレーに挟まれたサンタ・クルーズ・マウンテンのもつれた木々のはざまにある驚くべき真実なのだ リッジ・ヴィン... (続きを読む)

ツーリズムに悩むサンタ・バーバラ 21 Mar 2015 これはフィナンシャル・タイムズに掲載された記事のロング・バージョンである。詳細なレポートとテイスティング・ノートは「Santa Barbara's grapes that didn't get away」を参照のこと。 映画サイドウェイズの公開から11年が経った。この映画によってワイン・ツーリズムは世に知られることとなり、アメリカの生産者はピノ・ノワールを必死に追い求めるようになったが、その舞台と... (続きを読む)

カリフォルニアの魅力、イギリスで再び開花 1 Nov 2014 この記事はフィナンシャル・タイムズに掲載されているもののロング・バージョンである。 イギリスでは世界で最も幅広い品揃えの中からワインを選ぶことができるというのがワイン愛好家の自慢であり、これは我が国の輸入貿易の歴史の賜物であると言える。しかし、ポンドがドルよりもはるかに強かった1980年代以降長いこと、イギリスのワインショップの棚やワインリストから非常に重要なカテゴリーが消えていた。カリフォルニア... (続きを読む)

ナパのワインメーカーによる大地震の被害報告 26 Aug 2014 日曜日の早朝、カリフォルニア州北部は1989年以来最大規模の地震に見舞われ、その震源は世界有数の優良ワイン産地であるナパ・ヴァレー南部にあるナパの町の目と鼻の先だった。協調精神と現実主義を貫くことで有名なナパのワイン産地ではその言葉通り、地域一丸となって迅速に対応し、多くの援助の手が差し伸べられた。 イギリスでは祝日だった昨日一日の間だけでも、様々な報告が漏れ聞こえてきた。ブルゴーニュのドメーヌ・... (続きを読む)

オーストラリアの最優秀醸造家、ナパヘ 21 Jul 2014 ニュートン・ヴィンヤードはもはやナパ・ヴァレーで最も話題になっているワイナリーではない。彼らが注目を集めていたのははるか昔、1980年代のことで、有能な醸造家であるリック・フォアマン(Ric Forman)がスターリング(Sterling)からニュートンに移り、コカ・コーラ資本の波に乗っていた頃のことだ。ニュートンはのちにジョン・コングスガード(John Kongsgaard)に引き継がれることに... (続きを読む)

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