カテゴリ「一般愛好家向け情報」の記事

1996のシャンパーニュ、その泡は健在か?  16 Jul 2016 この記事の別バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。2006と1996のプレステージ・シャンパーニュのテイスティング・ノートも参照のこと。 ワインの文脈でヴィンテージ・イヤーと言うのは重要だ。その名声を早いうちに得れば、通常その命が尽きるまでそれは彼らに付きまとう。赤のボルドー2001のヴィンテージ、特に右岸のそれは時を経るにつれ間違いなく名声が高まったし、1993のブルゴーニュも... (続きを読む)

あのパリスの審判から40年 9 Jul 2016 この記事の別バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。 孫に自分がなぜ有名なのかと聞かれたとき、ワイン・ライターであるスティーブン・スパリエ(Steven Spurrier)は彼にジョージ・M・テイバーの著作、パリスの審判を見せた。彼が1976年5月24日に企画したあの運命的なカリフォルニア・ワインとトップ・フランス・ワインのブラインド・テイスティングの証ともいえる著作だ。 その40... (続きを読む)

ワイン業界と金融業界が出会う場所 28 May 2016 この記事のやや短いバージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。 先週はロンドンのクラブの聖地、セント・ジェームズにクラブが初めて開かれてから一世紀という記念すべき週だった。私が67ポール・モールに立ち寄った時、(ここにはくだらない女人禁制はない)、彼らはチームの一員であるギリシャのテリー・カンディリス(Terry Kandylis)が前日に英国ソムリエ・オブ・ザ・イヤーを受賞したことを... (続きを読む)

どのボルドー2006が飲みごろか?  7 May 2016 この記事の別バージョンがフィナンシャル・タイムズに掲載されている。 ボルドー人は需要の大きかった年の不調やポンドの大幅な対ユーロ安を経た5年ぶりの良いヴィンテージにいくらの値を付けるか頭をひねっている頃だろうから、赤のボルドーが我々に与えてくれるものについて考えてみるのもいいだろう。赤のボルドーは他のどのワインよりも熟成に期待持て、二次市場が確立され、量としても十分に入手可能なワインだ。 このこと... (続きを読む)

イタリア人よ、フランスのことは忘れよ  30 Apr 2016 この記事のやや短いバージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。 メジャーな報道機関は論争の火種になるワインが好きだ。先ごろイタリア首相のマッテオ・レンツィがイタリア・ワインはもはやフランスワインに勝っていると豪語し、おそらくはフランソワ・オランドによって反論された件については必要以上に騒いでいたように思われる。では実際のところはどうなのだろう。 純粋に生産量だけを基準とした場合、フラン... (続きを読む)

ボルドー~プリムールで買う価値のあるワインは?  9 Apr 2016 この記事のやや短いバージョンはフィナンシャル・タイムズに掲載されている。 ここしばらくはガトウィックからボルドーへの飛行機には追加の負荷がかかることになる。先週の2015ヴィンテージのテイスティングから帰国するワイン商全員の荷物の中に、世界的な企業間高級ワイン取引市場であるLiv-ex による100ページ500gもあるボルドー市場のレポートが入っているのだから当然だろう。 プリムール直前というボル... (続きを読む)

ロンドンに轟くワシの叫び 19 Mar 2016 この記事のやや短いバージョンはフィナンシャル・タイムズに掲載されている。 「金を無駄にするな、そしてしくじるな」というのがナパで最も高価なワインを生み出す畑のマネージャーにオーナーであるスタン・クロンケ(Stan Kroenke)が与えた指示の概要だ。彼はスポーツ界の大物で、ロサンゼルス・ラムズとロンドンのアーセナルのオーナーでもある人物だ。 軽快なシャンパーニュ人アルマン・ド・メグレ(Arman... (続きを読む)

ピーター・M・F・シシェル~CIAからブルー・ナンまで これはフィナンシャル・タイムズに掲載された記事のロング・バージョンである。 自叙伝の副題に「醸造者、囚人、兵士、そしてスパイ」という副題を付けられる人物が93歳になるニューヨークの重鎮、ピーター・M・F・シシェル(Peter M F Sichel)を置いて他にいようか。あるいは二種類のCIA-1つは言わずもがな、もう一つはカリナリー・インスティテュート・オブ・アメリカ(Culinary Insti... (続きを読む)

ボルドー2012 ~うれしい驚き 13 Feb 2016 これはフィナンシャル・タイムズに掲載された記事のロング・バージョンである。250に及ぶ白、右岸の赤、左岸の赤に関するテイスティングコメントも参照のこと。この写真は3年前にサウスワールドで撮影したものだが、何人かの顎ひげが伸びたことを除いてほとんど変わりはない。 毎年1月に、イギリスの高級ワイン商の代表を主な構成メンバーとするワインのプロ約20名がイギリス東部の海沿いの街、サウスワールドに集まってボ... (続きを読む)

オンライン・ワイン・コースが半額以下で 9 Feb 2016 ここ1,2週間このサイトを見ていた方なら私が小さなペーパーバッック、「The 24-Hour Wine Expert」を出版したことをご存知だろう。これはワインについてあまり知らないが知りたいと思っている人を対象とした本だ。 実は全くの偶然だったのだが、今週はまさにそのような人を対象とした、「ワインをマスターする~ジャンシス・ロビンソンによる成功への近道(Mastering wine - Janc... (続きを読む)

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