カテゴリ「一般愛好家向け情報」の記事

どのボルドー2006が飲みごろか?  7 May 2016 この記事の別バージョンがフィナンシャル・タイムズに掲載されている。 ボルドー人は需要の大きかった年の不調やポンドの大幅な対ユーロ安を経た5年ぶりの良いヴィンテージにいくらの値を付けるか頭をひねっている頃だろうから、赤のボルドーが我々に与えてくれるものについて考えてみるのもいいだろう。赤のボルドーは他のどのワインよりも熟成に期待持て、二次市場が確立され、量としても十分に入手可能なワインだ。 このこと... (続きを読む)

イタリア人よ、フランスのことは忘れよ  30 Apr 2016 この記事のやや短いバージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。 メジャーな報道機関は論争の火種になるワインが好きだ。先ごろイタリア首相のマッテオ・レンツィがイタリア・ワインはもはやフランスワインに勝っていると豪語し、おそらくはフランソワ・オランドによって反論された件については必要以上に騒いでいたように思われる。では実際のところはどうなのだろう。 純粋に生産量だけを基準とした場合、フラン... (続きを読む)

ボルドー~プリムールで買う価値のあるワインは?  9 Apr 2016 この記事のやや短いバージョンはフィナンシャル・タイムズに掲載されている。 ここしばらくはガトウィックからボルドーへの飛行機には追加の負荷がかかることになる。先週の2015ヴィンテージのテイスティングから帰国するワイン商全員の荷物の中に、世界的な企業間高級ワイン取引市場であるLiv-ex による100ページ500gもあるボルドー市場のレポートが入っているのだから当然だろう。 プリムール直前というボル... (続きを読む)

ロンドンに轟くワシの叫び 19 Mar 2016 この記事のやや短いバージョンはフィナンシャル・タイムズに掲載されている。 「金を無駄にするな、そしてしくじるな」というのがナパで最も高価なワインを生み出す畑のマネージャーにオーナーであるスタン・クロンケ(Stan Kroenke)が与えた指示の概要だ。彼はスポーツ界の大物で、ロサンゼルス・ラムズとロンドンのアーセナルのオーナーでもある人物だ。 軽快なシャンパーニュ人アルマン・ド・メグレ(Arman... (続きを読む)

ピーター・M・F・シシェル~CIAからブルー・ナンまで これはフィナンシャル・タイムズに掲載された記事のロング・バージョンである。 自叙伝の副題に「醸造者、囚人、兵士、そしてスパイ」という副題を付けられる人物が93歳になるニューヨークの重鎮、ピーター・M・F・シシェル(Peter M F Sichel)を置いて他にいようか。あるいは二種類のCIA-1つは言わずもがな、もう一つはカリナリー・インスティテュート・オブ・アメリカ(Culinary Insti... (続きを読む)

ボルドー2012 ~うれしい驚き 13 Feb 2016 これはフィナンシャル・タイムズに掲載された記事のロング・バージョンである。250に及ぶ白、右岸の赤、左岸の赤に関するテイスティングコメントも参照のこと。この写真は3年前にサウスワールドで撮影したものだが、何人かの顎ひげが伸びたことを除いてほとんど変わりはない。 毎年1月に、イギリスの高級ワイン商の代表を主な構成メンバーとするワインのプロ約20名がイギリス東部の海沿いの街、サウスワールドに集まってボ... (続きを読む)

オンライン・ワイン・コースが半額以下で 9 Feb 2016 ここ1,2週間このサイトを見ていた方なら私が小さなペーパーバッック、「The 24-Hour Wine Expert」を出版したことをご存知だろう。これはワインについてあまり知らないが知りたいと思っている人を対象とした本だ。 実は全くの偶然だったのだが、今週はまさにそのような人を対象とした、「ワインをマスターする~ジャンシス・ロビンソンによる成功への近道(Mastering wine - Janc... (続きを読む)

お友達やご家族にお勧め、新しい書籍 30 Jan 2016 この記事の別バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。 お友達にワインは好きだが細かいことは知らない、という人はいないだろうか?もしいるなら、この記事を読んで欲しい。 来週、私の人生で最も短いワイン本が出版される。あらゆる意味で、ワイン・ライターにとっても最も書くのが難しい種類の本だ。私が40年をささげたワイン人生をこの1冊のハンドブックに昇華させたもので、分厚い参考書は全く買う気は... (続きを読む)

2014 ブルゴーニュ、にじみ出す魅力 9 Jan 2016 ピエール・イヴ・コラン・モレ(Pierre-Yves Colin-Morey)は今頃一年で唯一の休暇から彼の職場である無双の白のブルゴーニュの入った樽と丁寧に手入れされた畑の中に戻っている頃だろう。彼は毎年夏に1週間、家族と共に自分の拠点であるシャサーニュ・モンラッシェを離れるようにしている。「でも実際には本当の休暇とは呼べないんです。僕はずっと天気予報をチェックしているし、収穫作業をしている人た... (続きを読む)

強く、甘く、ジューシーなワイン 19 Dec 2015 これはフィナンシャル・タイムズに掲載された記事のかなり長いバージョンである。 この記事に先立って公開した楽しい季節のための3種のワイン記事(festive fizz(和訳), merry reds(和訳)and cool whites(和訳))ではワインを価格の低い順に並べているが、今回とりを飾る酒精強化酒と甘口ワインの記事では甘さの少ない順、すなわちごく辛口から食欲をそそるシェリー、そして良い意... (続きを読む)

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