カテゴリ「醸造」の記事

古酒をテイスティングする時は 21 Jan 2017 この記事のショート・バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。特に繊細な50本のワインに関するテイスティング・ノートはWallowing in 1928s, and other relicsを参照のこと。 5年もののワインと50年物のワインに大きな違いがあるのと同じで、古酒のテイスティングは若いワインのテイスティングとは大きく様子が異なる。 このことは昨年秋に6人でダイニングテーブル... (続きを読む)

オーストラリアのピュリニー 10 Oct 2015 この記事のやや短いバージョンはフィナンシャル・タイムズに掲載されている。160本に及ぶ最新のオーストラリアワインに関するテイスティング・ノートも参照のこと。 先日華麗な名を持つブリス・ド・ラ・モランディエ(Brice de la Morandière)に会った。彼は親戚で惜しまれつつ亡くなったアンヌ・クロード・ルフレーヴからあの世界的に有名なピュリニー・モンラッシェのドメーヌ・ルフレーヴのかじ取り... (続きを読む)

サンタ・クルーズ・マウンテン、絡み合うスタイル 6 Jun 2015 これはフィナンシャル・タイムズに掲載された記事のロング・バージョンである。詳細なテイスティング・ノートも参照のこと。 ボルドーの一級シャトーに匹敵するほどのワイン産地がブルゴーニュのグラン・クリュに匹敵するほどの畑からわずか1マイル半の場所にあると想像してほしい。それこそが太平洋とシリコン・ヴァレーに挟まれたサンタ・クルーズ・マウンテンのもつれた木々のはざまにある驚くべき真実なのだ リッジ・ヴィン... (続きを読む)

アルコールの低いワインはなぜ収斂性を強く感じるのか~TT 21 May 2015 TT:木曜特別シリーズの意。最近の事例に関連のある過去の記事を再掲するコーナーです。5月21日 この木曜特別シリーズは本サイトの過去の記事をかなり遡ることもあるし、比較的最近会員限定で公開した記事を再掲することもある。今日の興味深い記事は後者であり、つい先日月曜に公開されたものである。 5月18日 赤ワイン中のタンニンは、口の中での感じ方やボトルの中での変化について世界中で多くの研究が行われており... (続きを読む)

アルコール控え目、でも香りは控えずに 14 Mar 2015 これはフィナンシャル・タイムズに掲載した記事のかなり長いバージョンである。 南半球のブドウ栽培家は今頃これまでになく早い収穫期に取り組んでいることだろう。これも気候変動の影響の一つだが、我々のようなワイン消費者が最も影響を受けるのはアルコール度数の上昇だろう。もちろん原因は他にもあるのだろうが、暑い夏はアルコール度数の平均値を1980年代の12~12.5%から現在の13.5~14.5%にまで引き上... (続きを読む)

ワインの好みはどう進化してきたのか~TT 19 Feb 2015 TT:木曜特別シリーズの意。最近の事例に関連のある過去の記事を再掲するコーナーです。 2015年2月19日 以下の記事は2001年の年末に公開されたもので、パープル・ページが誕生してすぐのことだ。今週はチリワインの最近の変化について注目してきたので、この国の状況(もちろんワインのスタイルについても)を14年以上前にまとめた記事を再掲するのも面白いと考えた。写真は1940年代にチリのウワソ(訳注:チ... (続きを読む)

マッチの香りとその反作用 24 Jan 2015 これはフィナンシャル・タイムズに掲載された記事のロング・バージョンである。2013のブルゴーニュ白の1000件に上るテイスティング・ノートはこちらのガイドを参照してほしい。 革命的な変化が白ワイン醸造の世界で起こっていると述べても過言ではないだろう。そして、もしかしたらその革命は行き過ぎているかもしれない。この変化が数ヴィンテージにわたってゆっくりと進行したため、もしかしたら気づいていない人もいる... (続きを読む)

ブルゴーニュ2013 - おとぎの国のヴィンテージ? 10 Jan 2015 2014年1月12日追記:これはフィナンシャル・タイムズに掲載された記事のかなり長いバージョンである。2013のブルゴーニュを総括しているこの記事も参照してほしい。今週のロンドンはブルゴーニュ・ウィークで、我々は現在すでに700本以上ある2013ブルゴーニュのテイスティング・ノートに記事を追加するため大忙しになること必至である。 私は毎年ブルゴーニュを訪れ、数々の「一等地」で最新ヴィンテージをテイ... (続きを読む)

ワインメーカーたちの転換 4 Oct 2014 この記事はフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。 私のワインライフは短いものだが、その中で最近私は思慮深いワイン生産者たちが大きな転換期を迎え、その数が着実に増えていることに気づいた。興味深いことに、この現象はマーケティングとは全く関係なく、自分たちが過去に作ったワインに対する離反ともいえるものである。 アルベルト・アントニーニ(Alberto Antonini;写真)を例に挙げてみよう。彼... (続きを読む)

卒業生諸君! 26 Jul 2014 この記事のショート・バージョンはフィナンシャルタイムズにも掲載されている。 この時期、多くの卒業生諸君は苦労して手に入れた学位をどう生かそうかと考えているに違いない。特定の職種に空きがあるかどうかをここで示すことはできないが、ワインの世界が君たちのスキルを必要としているということは断言できる。 理系を卒業した君たちはワインに関する多くの根本的な疑問が未解決だという事実を知っているだろうか。例えば、... (続きを読む)

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