カテゴリ「マーケティング」の記事

デュクロ~ 影の立役者 12 Jan 2019 ボルドー・ワイン業界の中心人物に関するこの記事のショート・バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。 ボルドーのワイン業界はことのほか結束が固い。巨大な売買事業を運営するネゴシアンはワイン商として幾世代に渡ることが多く、シャトーを所有したり、ボルドーのワインを最終的な消費者、多くの場合は投資家の下へ届けるための長い商業ルートの一端を担っていたりする、同様に長い歴史を持つ一族と取引して... (続きを読む)

ヴィーガンがワイン作りに及ぼす影響 22 Sep 2018 この記事の別バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。 おそらく多くのワイン愛好家にとって完全菜食主義者(ヴィーガン)向けワインの存在そのものに説明が必要だろう。動物?一体ワイン生産のどこに動物製品との関わりがあるというのだろうか? 実はその関わりとは、我々がワインを淀みなく澄み切った飲み物であってほしいと願うことであり、そのためにほとんどの生産者はワインの清澄化を行っているというこ... (続きを読む)

火星人はプリムールに何思う  1 Sep 2018 この記事の別バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。 この数カ月にテイスティングしたワインの中で最高のワイン2つは一世紀以上前のものだった。シャトーで飲んだラフィット1917 とごちそうがたっぷり載ったサセックスでのディナー・テーブルで飲んだシャトー・モンローズ1917は偶然にもヴィンテージと産地が同じだった。この2本が証明するように、ボルドーは世界で最も長命なワインを生み出す産地... (続きを読む)

なぜ安かろう良かろうがあり得るのか 28 Jul 2018 この記事の別バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。 このあと4週間、ラングドックでの休暇に入る予定があるのだが、ロンドンの家を出ようとすると届くかのように思えるワインの山のテイスティングに忙しくしている(同情は期待していないが) 。 このようなテイスティングを行うと、ことワインに関しては価格と品質の間に直接的な関係はないという私の信念を改めて裏打ちする結果が得られる。あまりに多く... (続きを読む)

キウィのワイン、ブリクストンの活況 14 Jul 2018 この記事のショート・バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。テイスティング・ノートについてはNZ beyond Sauvignon and Pinotを参照のこと。 私がニュージーランドの北島東海岸にあるギズボーンの、ビオデナミで作られたヴィオニエを飲んでいる間、会場をレゲエの低音が揺らしていた。スパイシーなジャーク・チキンの香りが古い輸送用コンテナに流れ込んでいたが、そのコンテナ... (続きを読む)

ソルデーラ、疑念をものともしない男 30 Jun 2018 この記事の別バージョンはフィナンシャル・タイムズに掲載されている。Tuscany April 2018も参照のこと。 自信の表れとはなんだろうか?米、オリーブオイル、サフラン、魚、シャルキュトリー、パルメザンチーズを自分が食事を楽しむ完璧なレストランに持ち込むことである、と言えるかもしれない。 数週間前、私はモンタルチーノの最も才能あるワイン生産者で御年81のジャンフランコ・ソルデーラにトスカーナ... (続きを読む)

新進のシャンパーニュ生産者となるには 23 Jun 2018 この記事の別バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。New wave champagnes 2018も参照のこと。 さてさて、近くにお越しなさい、シャンパーニュの昔話をしてあげよう。かつてそれは夢であり、優越感に満たされた贅沢の象徴だった。友人にそれを振舞う時は、相手がそれを魔法のように、そして自動的に他のどんなスパークリング・ワインより上質であることがわかるという前提で注ぐものだ... (続きを読む)

舌にも財布にも嬉しいワイン 9 Jun 2018 この記事のショートー・バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。 最近私は新聞のアンケートに対する友人の回答にくぎ付けになった。彼は自分のスーツがポール・スミスであつらえたもので、椅子はロン・アラッドのデザインだと自慢しているにもかかわらず、ワイン1本に25ポンド以上かけることには気が乗らないようだったからだ。彼はお気に入りのロンドンのリバー・カフェで食事をする際にはその上限を緩める... (続きを読む)

地理的表示に注力するリオハ 12 May 2018 この記事の別バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。Riojas old and newも参照のこと。 リオハは今勢いに乗っている。ある意味ワイン業界が低迷気味だったこの国は、ありとあらゆる新しい試みを開始した末に安定した売り上げの増加をかみしめている。ここ最近スペイン・ワイン生産者から聞かれていた最も大きな不満は平均価格があまりに低すぎることだったが、スペインの高級ワインの旗手、... (続きを読む)

距離を縮めるナパとボルドー 17 Mar 2018 この記事のショート・バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。Smart Americansも参照のこと。 先日ロンドンでのディナーで隣に座っていたのはブルゴーニュをこよなく愛する一流の弁護士だった。彼はカリフォルニア北部に移住することを決めており、すでにワイン産地に家を持っていると話していた。そのディナーに向かう前には、ワインを愛するスタンフォードの教授と全く別の打ち合わせをしてい... (続きを読む)

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