カテゴリ「マーケティング」の記事

なぜ安かろう良かろうがあり得るのか 28 Jul 2018 この記事の別バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。 このあと4週間、ラングドックでの休暇に入る予定があるのだが、ロンドンの家を出ようとすると届くかのように思えるワインの山のテイスティングに忙しくしている(同情は期待していないが) 。 このようなテイスティングを行うと、ことワインに関しては価格と品質の間に直接的な関係はないという私の信念を改めて裏打ちする結果が得られる。あまりに多く... (続きを読む)

キウィのワイン、ブリクストンの活況 14 Jul 2018 この記事のショート・バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。テイスティング・ノートについてはNZ beyond Sauvignon and Pinotを参照のこと。 私がニュージーランドの北島東海岸にあるギズボーンの、ビオデナミで作られたヴィオニエを飲んでいる間、会場をレゲエの低音が揺らしていた。スパイシーなジャーク・チキンの香りが古い輸送用コンテナに流れ込んでいたが、そのコンテナ... (続きを読む)

ソルデーラ、疑念をものともしない男 30 Jun 2018 この記事の別バージョンはフィナンシャル・タイムズに掲載されている。Tuscany April 2018も参照のこと。 自信の表れとはなんだろうか?米、オリーブオイル、サフラン、魚、シャルキュトリー、パルメザンチーズを自分が食事を楽しむ完璧なレストランに持ち込むことである、と言えるかもしれない。 数週間前、私はモンタルチーノの最も才能あるワイン生産者で御年81のジャンフランコ・ソルデーラにトスカーナ... (続きを読む)

新進のシャンパーニュ生産者となるには 23 Jun 2018 この記事の別バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。New wave champagnes 2018も参照のこと。 さてさて、近くにお越しなさい、シャンパーニュの昔話をしてあげよう。かつてそれは夢であり、優越感に満たされた贅沢の象徴だった。友人にそれを振舞う時は、相手がそれを魔法のように、そして自動的に他のどんなスパークリング・ワインより上質であることがわかるという前提で注ぐものだ... (続きを読む)

舌にも財布にも嬉しいワイン 9 Jun 2018 この記事のショートー・バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。 最近私は新聞のアンケートに対する友人の回答にくぎ付けになった。彼は自分のスーツがポール・スミスであつらえたもので、椅子はロン・アラッドのデザインだと自慢しているにもかかわらず、ワイン1本に25ポンド以上かけることには気が乗らないようだったからだ。彼はお気に入りのロンドンのリバー・カフェで食事をする際にはその上限を緩める... (続きを読む)

地理的表示に注力するリオハ 12 May 2018 この記事の別バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。Riojas old and newも参照のこと。 リオハは今勢いに乗っている。ある意味ワイン業界が低迷気味だったこの国は、ありとあらゆる新しい試みを開始した末に安定した売り上げの増加をかみしめている。ここ最近スペイン・ワイン生産者から聞かれていた最も大きな不満は平均価格があまりに低すぎることだったが、スペインの高級ワインの旗手、... (続きを読む)

距離を縮めるナパとボルドー 17 Mar 2018 この記事のショート・バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。Smart Americansも参照のこと。 先日ロンドンでのディナーで隣に座っていたのはブルゴーニュをこよなく愛する一流の弁護士だった。彼はカリフォルニア北部に移住することを決めており、すでにワイン産地に家を持っていると話していた。そのディナーに向かう前には、ワインを愛するスタンフォードの教授と全く別の打ち合わせをしてい... (続きを読む)

ワイン専門保管倉庫 10 Mar 2018 この記事のショート・バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。世界でどこにワインを補完すべきかも参照のこと。 イギリス人の間では今その信頼に曇りが見えているかもしれないが、我々が世界をけん引してきたものの一つがワイン専門保管倉庫だ。オリンピック種目のように市民権がないのは残念だ。 冷涼な気候と何世紀にもわたる高級ワイン貿易における実力、そして何よりも都合よく再利用された地下軍需貯蔵庫... (続きを読む)

OWロエブの悲劇 20 Jan 2018 この記事のやや短いバージョンはこの記事の姉妹版であるフィナンシャル・タイムズ・マガジンにも掲載されている。OW Loeb - a history lesson も参照のこと。 昨年11月16日の午後、クリスティーズで珍しいことが起こった。「この上ないコレクションから提供された最高級かつ最も希少なワイン~パート1」と題された競売のさなか、その後半すべての出品が取り消されたのだ。「本日のワイン・オーク... (続きを読む)

リバティで人気の大食漢 26 Aug 2017 この記事のショート・バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。 もしイギリスのワイン業界で人気投票をすることがあるとすれば、ゆるぎないユーモアのセンスを持ち、美味しい料理にも楽しいゴシップにも貪欲で、メールへの返信スピードから推察するに電話を片時も離さず、年の半分は海外でブドウ栽培に関わっている60歳のカナダ人にその軍配が上がる可能性がある。 他にも様々な分野で専門性を発揮する人々は... (続きを読む)

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