カテゴリ「マーケティング」の記事

距離を縮めるナパとボルドー 17 Mar 2018 この記事のショート・バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。Smart Americansも参照のこと。 先日ロンドンでのディナーで隣に座っていたのはブルゴーニュをこよなく愛する一流の弁護士だった。彼はカリフォルニア北部に移住することを決めており、すでにワイン産地に家を持っていると話していた。そのディナーに向かう前には、ワインを愛するスタンフォードの教授と全く別の打ち合わせをしてい... (続きを読む)

ワイン専門保管倉庫 10 Mar 2018 この記事のショート・バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。世界でどこにワインを補完すべきかも参照のこと。 イギリス人の間では今その信頼に曇りが見えているかもしれないが、我々が世界をけん引してきたものの一つがワイン専門保管倉庫だ。オリンピック種目のように市民権がないのは残念だ。 冷涼な気候と何世紀にもわたる高級ワイン貿易における実力、そして何よりも都合よく再利用された地下軍需貯蔵庫... (続きを読む)

OWロエブの悲劇 20 Jan 2018 この記事のやや短いバージョンはこの記事の姉妹版であるフィナンシャル・タイムズ・マガジンにも掲載されている。OW Loeb - a history lesson も参照のこと。 昨年11月16日の午後、クリスティーズで珍しいことが起こった。「この上ないコレクションから提供された最高級かつ最も希少なワイン~パート1」と題された競売のさなか、その後半すべての出品が取り消されたのだ。「本日のワイン・オーク... (続きを読む)

リバティで人気の大食漢 26 Aug 2017 この記事のショート・バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。 もしイギリスのワイン業界で人気投票をすることがあるとすれば、ゆるぎないユーモアのセンスを持ち、美味しい料理にも楽しいゴシップにも貪欲で、メールへの返信スピードから推察するに電話を片時も離さず、年の半分は海外でブドウ栽培に関わっている60歳のカナダ人にその軍配が上がる可能性がある。 他にも様々な分野で専門性を発揮する人々は... (続きを読む)

ワインを賢く買うには 3 Jun 2017 この記事の別バージョンはフィナンシャル・タイムズに掲載されている。UK wine trade faces up to Brexitも参照のこと。 キム・アンダーソン(Kym Anderson)教授はアデレードを拠点としているが、国際的に知られている功績と言えばこの上なく活動的なアメリカワイン経済学会(American Association of Wine Economists)の共同創立者である... (続きを読む)

流通ルートの短縮 6 May 2017 この記事の別バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。 その価格からは想像できないかもしれないが、有名ワインの生産者のほとんどが問題を抱えている。 彼らの生み出す自慢のボトルは今や贅沢品の領域であり、間違いなく投資家のターゲットとなっている(偽造品作成者の、という意味もあるがそれはまた別の話だ)。生産者たちが抱える問題とは、彼らのワインを取引に使うのではなく実際に飲もうとする人々を見... (続きを読む)

ロイのすべて 19 Nov 2016 この記事の相当短いバージョン(半分以下の長さ)はフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。 リバティ・ワインズのトップ、デヴィット・グリーヴ(David Gleave)はおそらくイギリスのワイン業界で最も人気があり成功している男だろう。だが彼にとってロイ・リチャーズ(Roy Richards)こそが理想のワイン商であり、自分の専門分野に関する比類なき知識と完ぺきさを兼ね備えた人物である。「私が最... (続きを読む)

ひしめきあう独立系ワイン商 5 Nov 2016 この記事の別バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。 イギリスの独立系ワイン商によるザ・バンチ(The Bunch)は1993年、ワイン・ショップのジェロボアムを所有するレイトンズ(Laytons)のグラハム・チジー(Graham Chidgey)が提案し、最初のメンバー7軒が共同してイギリスのワイン業界で良心的なイメージを確立しようとしたのが始まりだ。これは当時顧客がプリムールで... (続きを読む)

協同組合の努力 25 Jun 2016 この記事の別バージョンはフィナンシャル・タイムズに掲載されている。テイスティング・ノートも参照のこと。 ヨーロッパで作られるワインの約半数は個人や家族ではなく、協同組合が作っている。スペインだけでも約1000、フランスには約700の協同組合がある。基本的にそれらは世界恐慌や第二次世界大戦後の影響から農家が生き残るために結束する必要が生じ作られたものだ。20世紀の間、すなわち質より量に重点が置かれて... (続きを読む)

ワイン業界と金融業界が出会う場所 28 May 2016 この記事のやや短いバージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。 先週はロンドンのクラブの聖地、セント・ジェームズにクラブが初めて開かれてから一世紀という記念すべき週だった。私が67ポール・モールに立ち寄った時、(ここにはくだらない女人禁制はない)、彼らはチームの一員であるギリシャのテリー・カンディリス(Terry Kandylis)が前日に英国ソムリエ・オブ・ザ・イヤーを受賞したことを... (続きを読む)

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