カテゴリ「Champagne」の記事

ノン・ヴィンテージの革命に注目 16 Sep 2017 この記事のショート・バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。テイスティング・ノートも参照のこと。写真はローラン・ペリエで撮影したもので、庭の池の水はけして飲むべからずと私たちに教えてくれるものだ。 この10年間で驚くほど多くのシャンパーニュに変化が起こった。 シャンパーニュの象徴的な映像といえば、青いつなぎを着た男性が木製のピュピトルにさかさまに立てられたボトルを手でくるくると回し... (続きを読む)

大胆不敵なシャンパーニュ 24 Jun 2017 この記事のショート・バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。 1980年代後半にレディング大学でフランス語を勉強していた頃、ジェーン・パウエルは非常に快活でフランス好きな酒豪で、シャンパーニュ・ジェーンとして知られていた。15歳の少女はたった一度の旅行でフランスへの愛に火が付き、繊細なフランス訛りを身につけ、シャンパーニュへの愛情を育んだ。 ロンドンで出版業界に勤め、シャンパーニュ... (続きを読む)

シャンパーニュ~その泡は失われるのか?  29 Apr 2017 この記事のショート・バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。 長きにわたりシャンパーニュはワインの世界で最も洗練され、最も効果的な広報機関だったと言えよう。消費者はシャンパーニュが、いやシャンパーニュだけが、お祝い事や洗練されたディナー・パーティで社会的に受容される潤滑剤であると信じ込んでいた。 ところが全ては変わった。非常に多くの熱烈なワイン・バイヤーたちはプロセッコを二番目の選... (続きを読む)

クリュッグに溺れる 11 Feb 2017 この記事の別バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。クリュッグ・グランド・キュヴェのブラインド比較テイスティングも参照のこと。 私を含めてシャンパーニュ愛好家に共通する不満は、シャンパーニュはヴィンテージが記載されていない限り(そしてそれを行うのはごく少数派だ)ボトルの中身が何なのか、たとえ生産者が毎年ブレンドを変えていたとしても知ることができない点だ。 ところが偉大なシャンパーニ... (続きを読む)

2002 シャンパーニュおよびその他の泡 3 Dec 2016 この記事の別バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。 ブラインド・テイスティングは非常に勉強になるものだが、ワインの与える喜びを減らすと言う側面がある。もし非常に大きな公開テイスティングを運営する側になるとすれば、その勉強に役立つという面すら時間に追われることで半減し、喜びについてはほぼ無いに等しい。 数か月前に専門小売店であるザ・ファイネスト・バブル(The Finest Bub... (続きを読む)

1996のシャンパーニュ、その泡は健在か?  16 Jul 2016 この記事の別バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。2006と1996のプレステージ・シャンパーニュのテイスティング・ノートも参照のこと。 ワインの文脈でヴィンテージ・イヤーと言うのは重要だ。その名声を早いうちに得れば、通常その命が尽きるまでそれは彼らに付きまとう。赤のボルドー2001のヴィンテージ、特に右岸のそれは時を経るにつれ間違いなく名声が高まったし、1993のブルゴーニュも... (続きを読む)

卓越したクリュッグの精神 26 Mar 2016 この記事のかなり短いバージョンはフィナンシャル・タイムズに掲載されている。今回の訪問に伴う一連のクリュッグのテイスティング・ノートも参照のこと。 ほとんどのワイン愛好家にとってクリュッグというシャンパーニュはあり得ないほど高価で(1本100ポンドを優に超える)、あるいは一部の人だけの特権である、特別な場面でクリュッギストだけが楽しむようなカルト・ワインと捉えられている。 私はそのワインから思い出深... (続きを読む)

お気に入りの華やかな泡 28 Nov 2015 これはフィナンシャル・タイムズに掲載した記事のロング・バージョンである。写真は67ポール・モールでマット・マーティン(Matt Martin)が撮影したものだ。 この華やかな季節、お祝いに飲むスパークリングのお勧めに起こった大きな変化と言えば、最高品質の泡が今やイギリスで作られているという点だろう。 私は常にイギリスのスパークリングの成功を願ってきたが、過去にテイスティングしたものはおおむねよくで... (続きを読む)

シャンパーニュのマグナム~長期熟成だけのためのもの?  22 Oct 2015 この記事の別バージョンはフィナンシャル・タイムズに掲載されている。 私がロンドンのチャールズ皇太子公邸の目と鼻の先にある67ポール・モールに着くと、舞い散る埃の中に3人の建設作業員が立っていた。彼らの一人に石炭用マンホール脇の正面階段を降りるよう促されると、洗練されたテイスティング・ルームにスクール形式で机が配置され、陽の光を模した眩いライトに照らされた中で有能なソムリエの一団が750杯ものシャン... (続きを読む)

シャンパーニュ生産者はブルゴーニュのドメーヌのようになりうるか?  13 Jun 2015 これはフィナンシャル・タイムズに掲載された記事のやや長いバージョンである。職人が作る91のシャンパーニュのテイスティング・ノートも参照のこと。 ジャニソン・バラドンのシリル・ジャニソン(Cyril Janisson;写真では昔のポスターを抱えている)がわざわざロンドンにまで飛んできて、自身のシャンパーニュをヴィントナーズ・ホールで出展したのは先月末のことだった。彼は「実は来ようって決めたのはつい昨... (続きを読む)

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