カテゴリ「Diploma受験生必読」の記事

高いアルコール、低いアルコール 30 May 2020 この記事の別バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。写真のホガースの「ビール街とジン横丁」の現代版と言えようか。 現在のパンデミックは我々に様々なもののあり方を考えるきっかけを与えている。職場、旅行、家族、マスク、そしてアルコールなどがそうだ。四方を壁に囲まれた状態で24時間を過ごしている全ての人にとって、カクテル、ワイン、ビールの時間はこれ以上になくありがたいものであり、熱烈に望... (続きを読む)

雪降る山の魔法 23 May 2020 そこはあなたの知らない、興味深いワイン産地かもしれない。Tumbarumba tastedも参照のこと。この記事の別バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。 全ての始まりは先ごろのオーストラリアの深刻な山火事だった。最もひどい影響を受けたのはアデレードヒルズ、南オーストラリアの海岸からほど近いカンガルー・アイランド、そしてメルボルンとシドニーの真ん中に位置する丘にある、その名の響き... (続きを読む)

テイスティングのできない時代16 May 2020 今年は集団で行うワイン・テイスティングの未来に疑問符がつけられる年となった。ワイン・フェアも、プリムールのテイスティングも中止になった。おそらくDWWA(上の写真は2019年にエクセル展覧会センターで撮影されたもので、左から右へサラ・ジェーン・エヴァンスMW、ピーター・リチャーズMW、アンソニー・ローズMW)のようなワイン・アワードも全て中止だろう。では、今後どうなっていくのだろうか?この記事の別... (続きを読む)

モンダヴィの子はモンダヴィ 25 Apr 2020 この記事のショート・バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。 ワイン界に未来永劫にわたる大きな変化をもたらしたと自負する広報担当者は数多くいるだろう。だが本当にそうと言えるのは一握りだ。カリフォルニア、ナパ・ヴァレーのロバート・モンダヴィはその一人だった。(2003年に書いた個人的な彼との思い出はこちらを参照のこと) 彼は40年をかけ、当時新世界と旧世界と呼ばれていたワインの世界を... (続きを読む)

ナチュラル・ワインの定義 11 Apr 2020 この記事のショート・バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。この話題について歴史的な観点から議論しているNatural v industrial wineも参照のこと。 個々のところ注目を集めている、できるだけ人的介入をせず作る「ロー・ファイ」なワイン、すなわちナチュラル・ワインは、ある共通の、だがその厳格な定義づけを決して行おうとしない哲学によって結び付いた特定の人々によって作ら... (続きを読む)

ワインの売却 4 Apr 2020 この記事のショート・バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。 先週The collecting instinct(和訳)にも書いた通り、収集癖は自分自身の手に負えない量の在庫につながる場合がある。過剰なワインを売却したくなった時、かつてその選択肢は数えるほどしかなかった。すなわち初めはロンドンで、後には世界の国々でも利用可能になったサザビーズかクリスティーズが運営するオークションを... (続きを読む)

収集本能 28 Mar 2020 今週と来週はどんなワインを買うかではなく、どうやってワインを売るかについて書きたいと思う。ワイン商たちは恐らく今、喜んで在庫を増やそうとしているだろうから。この記事のショート・バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。 収集本能が強い人がワインを本格的に購入し始めると、その多くが(たとえ現在のコロナ・ウィルス禍以前で買い占めが不要だったとしても)消費するのに人生を何度も繰り返さなけれ... (続きを読む)

ヴィーニャテロス~かいじゅうたちのいるところ 14 Mar 2020 この記事の別バージョンはフィナンシャル・タイムズに掲載されている。タイトルは記事の最後にあるモーリス・センダックの絵本にちなんだ。 「こんなことはスペインで起こることはないでしょうね」第一線で活躍するスペインのワイン・ライター、ルイス・グティエレスは先月末、スペインのワイン生産者がひしめくロンドンの王立園芸協会のホールを見渡してつぶやいた。 私たちは「ヴィーニャテロス~スペインのワイン革命」と名付... (続きを読む)

アルゼンチンのワイン革命 7 Mar 2020 劇的な転換期を迎えたアルゼンチンワインには素晴らしい点も、時にはよくない点もある。この記事のショート・バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。 私は世界で5番目のワイン生産国、アルゼンチンへの5年ぶりの訪問から帰ってきたばかりだ。この旅を通じて現在のアルゼンチンではワイン生産の多くの点について素晴らしい改善が見られ、一点だけ非常に残念な点があることを知った。 テロワールの概念現在大... (続きを読む)

ガラス瓶よさようなら?  22 Feb 2020 ワインのパッケージを考え直す提案に関するこの記事の別バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。 ワインはガラス瓶に入れられているべき?もし地球の資源や環境のために貢献したいと考えるのなら、答えはノーだ。ガラス瓶とその輸送はリチャード・スマート博士の書いた記事、Carbon footprints, wine and the consumerにもあるようにワインの炭酸ガス排出に大きくかか... (続きを読む)

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