カテゴリ「Diploma受験生必読」の記事

ロイのすべて 19 Nov 2016 この記事の相当短いバージョン(半分以下の長さ)はフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。 リバティ・ワインズのトップ、デヴィット・グリーヴ(David Gleave)はおそらくイギリスのワイン業界で最も人気があり成功している男だろう。だが彼にとってロイ・リチャーズ(Roy Richards)こそが理想のワイン商であり、自分の専門分野に関する比類なき知識と完ぺきさを兼ね備えた人物である。「私が最... (続きを読む)

ひしめきあう独立系ワイン商 5 Nov 2016 この記事の別バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。 イギリスの独立系ワイン商によるザ・バンチ(The Bunch)は1993年、ワイン・ショップのジェロボアムを所有するレイトンズ(Laytons)のグラハム・チジー(Graham Chidgey)が提案し、最初のメンバー7軒が共同してイギリスのワイン業界で良心的なイメージを確立しようとしたのが始まりだ。これは当時顧客がプリムールで... (続きを読む)

捉えどころのないMで始まる単語 29 Oct 2016 この記事のやや短いバージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。 今月初旬のある朝、ウェールズにあるアベリストウィス大学のひげ面の教授は58人のマスター・オブ・ワイン、マスター・オブ・ワイン研修生、そしてワイン愛好家お気に入りの概念を一刀両断に粉砕した。 地質学者であるアレックス・モルトマン(Alex Maltman)が理路整然とわかりやすく力説する通り、畑の地下にあるものとそこから生み... (続きを読む)

旅人をひきつけるポート 15 Oct 2016 この記事の別バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。昨日公開した39の偉大なポートに関する一連のテイスティング・ノートも参照のこと。 有名なポートの一族、シミントンがドウロ川沿いに所有する二つの貯蔵施設、キンタ・ド・ボンフィンとキンタ・ドス・マルヴェドス間を移動するのに、かつてはスピードボートで12分だったのだが、今ではもっと時間がかかる。川を行きかう多くの大型プレジャー・ボートが... (続きを読む)

ハーヴェイに何が起こったか  1 Oct 2016 この記事のやや短いバージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。London's great sherry tasting と Sherry galore でのテイスティング・ノートも参照のこと。 言うまでもなく世界で最も独特なワインであり、アンダルシアのヘレスの街周辺のボデガだけで、独自の方法で作られるシェリーの近年の逆境はイリノイ州ディアフィールドに始まったと言えるかもしれない。 そ... (続きを読む)

グルナッシュ・グリ礼賛 24 Sep 2016 この記事のやや短いバージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。テイスティング・ノートについてはLanguedoc wines と white Collioures を参照のこと。 現状、白ワインに関して言えば、グレーがいい。非常に面白いワインを生み出す品種に出会っているが、それは白を表すブランで終わる品種でなく、グレーを表すグリで終わる名前のものが多い。ソーヴィニヨン・ブランより柔らか... (続きを読む)

ドイツの白~リースリング以外ならなんでも 17 Sep 2016 この記事の別バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。 「1990年代、科学者やアドバイザーはみんな、リースリングを引き抜いてフランス品種を植えるようにと言ったんですよ。」フリードリヒ・グレーベ(Friedrich Groebe;写真は妻のマヌエラと共に)は最近、ライン川のほとりでポテトとソーセージ越しに私にそう言った。 私は毎年開催されるドイツのワイナリーのトップからなる組織VDP... (続きを読む)

ナイティンバー、クリュッグに迫る 10 Sep 2016 この記事の別バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。Nyetimber - a Canadian playgroundも参照のこと。 最近はワイン愛好家のほとんどがイギリスのブドウ畑から本格的なスパークリングワイン、シャンパーニュよりも比較的爽快なワインが生み出されることを知っている。文句が出るとしたらその品質ではなく価格だ。イギリスのスパークリングが品質の悪いシャンパーニュよりも... (続きを読む)

硫黄を減らすということ 23 Jul 2016 この記事のやや短いバージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。低硫黄ワインも参照のこと。 今世紀初頭から事実上すべてのワインには「亜硫酸塩を含みます」とラベルに表記されることとなった。その意味は何だろうか? 亜硫酸塩とは硫黄成分の総称で、発酵の自然な産物であり、全く添加をしなくても全てのワインに微量ながら含まれるものだ。形容詞としての「亜硫酸の」という言葉はあまり食欲をそそるものではな... (続きを読む)

協同組合の努力 25 Jun 2016 この記事の別バージョンはフィナンシャル・タイムズに掲載されている。テイスティング・ノートも参照のこと。 ヨーロッパで作られるワインの約半数は個人や家族ではなく、協同組合が作っている。スペインだけでも約1000、フランスには約700の協同組合がある。基本的にそれらは世界恐慌や第二次世界大戦後の影響から農家が生き残るために結束する必要が生じ作られたものだ。20世紀の間、すなわち質より量に重点が置かれて... (続きを読む)

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