カテゴリ「Italy」の記事

ソルデーラ、疑念をものともしない男 30 Jun 2018 この記事の別バージョンはフィナンシャル・タイムズに掲載されている。Tuscany April 2018も参照のこと。 自信の表れとはなんだろうか?米、オリーブオイル、サフラン、魚、シャルキュトリー、パルメザンチーズを自分が食事を楽しむ完璧なレストランに持ち込むことである、と言えるかもしれない。 数週間前、私はモンタルチーノの最も才能あるワイン生産者で御年81のジャンフランコ・ソルデーラにトスカーナ... (続きを読む)

サン・レオナルド~流行の兆し?  3 Feb 2018 この記事の別バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。 この40年から50年でワインのスタイルはこれまでのどの時代よりも大きく変貌を遂げている。それが同じ生産者、もっと言えば偉大な生産者の生み出すワインであっても、だ。 もしボルドーの1級シャトーを1970年代から今に至るまで垂直(同一ワインの異なるヴィンテージの)テイスティングする金銭的余裕があるならば、20世紀の終盤に至るまでの凝... (続きを読む)

リバティで人気の大食漢 26 Aug 2017 この記事のショート・バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。 もしイギリスのワイン業界で人気投票をすることがあるとすれば、ゆるぎないユーモアのセンスを持ち、美味しい料理にも楽しいゴシップにも貪欲で、メールへの返信スピードから推察するに電話を片時も離さず、年の半分は海外でブドウ栽培に関わっている60歳のカナダ人にその軍配が上がる可能性がある。 他にも様々な分野で専門性を発揮する人々は... (続きを読む)

ブルネッロ2012 - 一括りにできない偉大な産地 25 Mar 2017 この記事の別バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されているtasting notes from Brunello Night 2も参照のこと。 トスカーナの最も偉大なワイン産地であるブルネッロ・ディ・モンタルチーノはこれまでジェットコースターのように目まぐるしい変化を遂げてきた。この10年で起こった変化は間違いなく良い方向に向かうそれだ。 1990年代、そこではあまりに多くのワイン生産者が... (続きを読む)

素晴らしい価格の素晴らしい白 10 Dec 2016 この記事の別バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。 この12か月で私がテイスティングしたワインは8000を超えると思われる。その期間、ジャンシスロビンソンドットコムのテイスティング・ノートのデータベースに私が書いたのは6516件だ。ということは食事の際にテイスティングしたワインで記録をしていないものが数多くあるということである。昨年記事にしたすべてのワインのうち、2618件が白、... (続きを読む)

イタリア人よ、フランスのことは忘れよ  30 Apr 2016 この記事のやや短いバージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。 メジャーな報道機関は論争の火種になるワインが好きだ。先ごろイタリア首相のマッテオ・レンツィがイタリア・ワインはもはやフランスワインに勝っていると豪語し、おそらくはフランソワ・オランドによって反論された件については必要以上に騒いでいたように思われる。では実際のところはどうなのだろう。 純粋に生産量だけを基準とした場合、フラン... (続きを読む)

ワインの節約術 12 Mar 2016 この記事の別バージョンはフィナンシャル・タイムズに掲載されている。 中身が伴わないのに価格が高いワインに思いをはせるのは難しいことではないが、私はより楽しい話題、すなわち常に中身に対して安い価格が付けられているワインについて深く論じたいと思う。 ボルドーほど価格と品質の関係がわかりやすい地域がない、という点に異論はない。1級シャトーは高級ブランドとしての地位を確立することに成功し、我々のようなワイ... (続きを読む)

帰ってきたブルネッロ 11 Jul 2015 これはフィナンシャル・タイムズに掲載された記事のやや長いバージョンである。ウォルターの「January 2015 tasting notes 」とアレックスと私の書いた「June 2015 Brunello Night」のテイスティング・ノートも参考にしてほしい。 2010の素晴らしい品質のおかげもあって、ブルネッロがイギリスに帰ってきた。 アメリカ人にとってはもちろん、帰ってきたもなにもないだろ... (続きを読む)

歴史を飲む - ビオンディ・サンティ1955 9 May 2015 これはフィナンシャル・タイムズに掲載された記事のロング・バージョンである。 これら素晴らしいワインについてのテイスティングコメントはWalter's tasting notesを参照のこと。 上質なフランスワインやドイツワインの歴史を青々と茂った森に例えるとしたら、イタリアワインのそれは小さな茂みでしかない。フランスのワイン作りはローマ人によってもたらされたかもしれないが、イタリアの、というよりも... (続きを読む)

テヌータ・ディ・トリノーロ、トスカーナの変わり者~TT 1 Jan 2015 TT:木曜特別シリーズの意。最近の事例に関連のある過去の記事を再掲するコーナーです。 2015年1月1日 ハッピーニューイヤー!元旦であっても木曜特別シリーズは健在である。2002年に掲載したアンドレア・フランケッティの紹介を、来週掲載予定のイギリスのインポーターであるコーニー&バロウが開催したトリノーロのヴィンテージ・テイスティングの記事に備えて再掲する。 2002年3月8日 自身がワイン作り... (続きを読む)

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