カテゴリ「Italy」の記事

ブルネッロ2012 - 一括りにできない偉大な産地 25 Mar 2017 この記事の別バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されているtasting notes from Brunello Night 2も参照のこと。 トスカーナの最も偉大なワイン産地であるブルネッロ・ディ・モンタルチーノはこれまでジェットコースターのように目まぐるしい変化を遂げてきた。この10年で起こった変化は間違いなく良い方向に向かうそれだ。 1990年代、そこではあまりに多くのワイン生産者が... (続きを読む)

素晴らしい価格の素晴らしい白 10 Dec 2016 この記事の別バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。 この12か月で私がテイスティングしたワインは8000を超えると思われる。その期間、ジャンシスロビンソンドットコムのテイスティング・ノートのデータベースに私が書いたのは6516件だ。ということは食事の際にテイスティングしたワインで記録をしていないものが数多くあるということである。昨年記事にしたすべてのワインのうち、2618件が白、... (続きを読む)

イタリア人よ、フランスのことは忘れよ  30 Apr 2016 この記事のやや短いバージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。 メジャーな報道機関は論争の火種になるワインが好きだ。先ごろイタリア首相のマッテオ・レンツィがイタリア・ワインはもはやフランスワインに勝っていると豪語し、おそらくはフランソワ・オランドによって反論された件については必要以上に騒いでいたように思われる。では実際のところはどうなのだろう。 純粋に生産量だけを基準とした場合、フラン... (続きを読む)

ワインの節約術 12 Mar 2016 この記事の別バージョンはフィナンシャル・タイムズに掲載されている。 中身が伴わないのに価格が高いワインに思いをはせるのは難しいことではないが、私はより楽しい話題、すなわち常に中身に対して安い価格が付けられているワインについて深く論じたいと思う。 ボルドーほど価格と品質の関係がわかりやすい地域がない、という点に異論はない。1級シャトーは高級ブランドとしての地位を確立することに成功し、我々のようなワイ... (続きを読む)

帰ってきたブルネッロ 11 Jul 2015 これはフィナンシャル・タイムズに掲載された記事のやや長いバージョンである。ウォルターの「January 2015 tasting notes 」とアレックスと私の書いた「June 2015 Brunello Night」のテイスティング・ノートも参考にしてほしい。 2010の素晴らしい品質のおかげもあって、ブルネッロがイギリスに帰ってきた。 アメリカ人にとってはもちろん、帰ってきたもなにもないだろ... (続きを読む)

歴史を飲む - ビオンディ・サンティ1955 9 May 2015 これはフィナンシャル・タイムズに掲載された記事のロング・バージョンである。 これら素晴らしいワインについてのテイスティングコメントはWalter's tasting notesを参照のこと。 上質なフランスワインやドイツワインの歴史を青々と茂った森に例えるとしたら、イタリアワインのそれは小さな茂みでしかない。フランスのワイン作りはローマ人によってもたらされたかもしれないが、イタリアの、というよりも... (続きを読む)

テヌータ・ディ・トリノーロ、トスカーナの変わり者~TT 1 Jan 2015 TT:木曜特別シリーズの意。最近の事例に関連のある過去の記事を再掲するコーナーです。 2015年1月1日 ハッピーニューイヤー!元旦であっても木曜特別シリーズは健在である。2002年に掲載したアンドレア・フランケッティの紹介を、来週掲載予定のイギリスのインポーターであるコーニー&バロウが開催したトリノーロのヴィンテージ・テイスティングの記事に備えて再掲する。 2002年3月8日 自身がワイン作り... (続きを読む)

次のブームはバローロが来るか?~TT  4 Dec 2014 TT:木曜特別シリーズの意。最近の事例に関連のある過去の記事を再掲するコーナーです。 2014年12月4日 木曜特別シリーズとして今回はバローロ2010に関する記事を、最近公開した史上最大のテイスティング・ノート、昨日掲載されたバローロ2011に関するウォルターの楽観的なレポート、月曜に公開予定の「バローロ2010ナイト」でのテイスティング・ノートを考慮して再掲する。 2014年4月12日 これは... (続きを読む)

エトナの開墾ラッシュ 15 Nov 2014 この記事はフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。また、詳細なテイスティング・ノートも参照してほしい。 最新のデータによるとイタリアには575もの認証産地があふれているが、その中で今どこよりもエキサイティングな産地がシチリア東部のエトナである。この名前はうれしいことに綴りも発音も容易で覚えやすい。しかし何より忘れがたいのはそこで生み出される官能的なワインである。 この活火山の山肌には世界のどこ... (続きを読む)

イタリアの宝探し 14 Jun 2014 これはフィナンシャル・タイムズにも寄稿した記事である。 流行の最先端のワインを探しているならよく聞いて欲しい。私のお勧めはティモラッソ(Timorasso)だ。これは歴史遺産とも言うべき白ブドウで、あらゆる条件を満たしている。 名前は特徴的で発音しやすく書きやすい。そして希少である―2010年のイタリアワイン調査によると栽培面積はイタリア全土を合わせて100ヘクタール(250エイカー)しかなく、全... (続きを読む)

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