カテゴリ「JancisRobinson」の記事

ノン・ヴィンテージの革命に注目 16 Sep 2017 この記事のショート・バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。テイスティング・ノートも参照のこと。写真はローラン・ペリエで撮影したもので、庭の池の水はけして飲むべからずと私たちに教えてくれるものだ。 この10年間で驚くほど多くのシャンパーニュに変化が起こった。 シャンパーニュの象徴的な映像といえば、青いつなぎを着た男性が木製のピュピトルにさかさまに立てられたボトルを手でくるくると回し... (続きを読む)

ドイツのピノ王国 9 Sep 2017 この記事のショート・バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。81本のシュペートブルグンダー(と15本のレンベルガー)のテイスティング・ノートとドイツの2015ヴィンテージに関する膨大なこのガイドも参照のこと。 ピノ・ノワール、すなわちブルゴーニュの赤ワイン用品種を最も多く育てているのはどの国だろうか?当然のことながら、フランスがその王座を占め、その総量はシャンパーニュでの栽培量の急... (続きを読む)

フランスのお買い得は南を狙え 2 Sep 2017 この記事のショート・バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。2017年夏にテイスティングした100本以上のラングドック・ルーションのワインのテイスティング・ノート、それらのワインがいかによく熟成するかについてはMature Minervois を参照のこと。 1989年、フランスのフラン(存在をご記憶だろうか)が安かった頃、ライアン・エアー(訳注:LCC)ができる前、イギリスのロマ... (続きを読む)

リバティで人気の大食漢 26 Aug 2017 この記事のショート・バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。 もしイギリスのワイン業界で人気投票をすることがあるとすれば、ゆるぎないユーモアのセンスを持ち、美味しい料理にも楽しいゴシップにも貪欲で、メールへの返信スピードから推察するに電話を片時も離さず、年の半分は海外でブドウ栽培に関わっている60歳のカナダ人にその軍配が上がる可能性がある。 他にも様々な分野で専門性を発揮する人々は... (続きを読む)

コルクの逆襲 19 Aug 2017 この記事のショート・バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。 今世紀の最初の10年間、多くの人々がポルトガルを中心としたコルク産業の絶滅を危惧していた。スクリューキャップや合成コルクのような代替栓の人気が非常に高まってきたためだ。 問題は驚くほど高いTCAの発生率だった。TCAは天然コルクにおけるコルク汚染のほとんどの原因となる化学物質の略称だ。最近まですべてのコルクはオーク樫の樹... (続きを読む)

ヴィンテージ付きの贈り物 12 Aug 2017 この記事のショート・バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。L'Archiviste's VDNs in 2017 も参照のこと。 プレゼント用のワインをお探し?ならば意味のある年、理想的には生まれ年の書いてあるものはおあつらえ向きだろう。だが問題は、ワインがその受け取り手と同じ年を重ねているとすると、高価である可能性が高い点だ。飲酒をようやく許されるようになった年齢の相手に送るも... (続きを読む)

ペサック・レオニャンの永続的な白 8 Jul 2017 この記事の別バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。 ボルドーと言えば赤ですよね?と言われるが、それほど遠くない昔ボルドーは赤ワインよりも白ワインを多く生産していた時代があった。そして人生を辛口のボルドー白にかけた男がいた。アンドレ・リュルトン、92歳。かつて自分のことを「一度尻にかみついたら絶対に離さない犬」と例えた人物だ。 彼の粘り強さが生み出した結果が今年30周年を迎える。リ... (続きを読む)

最高のワイン、最高の頭脳 1 Jul 2017 この記事の別バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。 ワインのプロの会合というと一定のパターンがある。集まって、テイスティングして、時には食べて、解散する。たいていの場合はそこに到着した時よりも世の中に好意的な気持ちになって。 だが2週間前ニックと私はそれよりはるかに知的なものと思われる会に招待された。招待状には「ワインビジネスに関わる最高峰の頭脳を集め、国際政治、経済文化、技術界... (続きを読む)

大胆不敵なシャンパーニュ 24 Jun 2017 この記事のショート・バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。 1980年代後半にレディング大学でフランス語を勉強していた頃、ジェーン・パウエルは非常に快活でフランス好きな酒豪で、シャンパーニュ・ジェーンとして知られていた。15歳の少女はたった一度の旅行でフランスへの愛に火が付き、繊細なフランス訛りを身につけ、シャンパーニュへの愛情を育んだ。 ロンドンで出版業界に勤め、シャンパーニュ... (続きを読む)

ギリシャが全て 17 Jun 2017 この記事の別バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。ギリシャの白、ギリシャの赤、パクシ島のグルメも参照のこと。 パクシ・ワインのアンドレアス・ダイアマンティス(Andreas Diamantis)はラッカの小さな港にある自身の小さな店でレジにどっかりと座った父の横で在庫の充実した棚を見ながら「今ギリシャではとても良いワインを作っていますよ。」と自慢げに話し、こう続けた。「でもこれか... (続きを読む)

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