カテゴリ「JancisRobinson」の記事

ワインと科学の出会う場所24 Feb 2018 この記事のショート・バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。 我々のほとんどはワインを娯楽やリラクゼーションと結びつけるものだが、世界中に存在する数百名の科学者にとって、それは毎日の勤務時間を使い頭の痛くなるほど詳細に研究する対象である。 例えばアメリカン・ジャーナル・オブ・エノロジー・アンド・ヴィテカルチャー誌に最も多く引用されている文献のタイトルには「Colorimetry o... (続きを読む)

軽やかなヴィンテージへの賛辞 17 Feb 2018 この記事のショート・バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。 熟成ポテンシャルのあるワインと、今飲んでおいしいワイン、どちらが良いのだろうか。 ワインやヴィンテージに点数をつけるような(真偽のほどは怪しい)訓練をする際、解説者は基本的に凝縮感が高くタンニンの強いワインを軽くて柔らかいものより上位に持ってくる。そのため、例えばボルドーやブルゴーニュのようなクラシックな赤について200... (続きを読む)

増加する荒野のワイン 10 Feb 2018 この記事の別バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。 典型的であることは美徳に必要な要素なのだろうか。この問いはワインの世界で年々議論の度合いを増している。特に現代のように大きく変化を遂げている時代では。 現代ほど、特にワイン作りの技術という意味で多くの実験が行われている時代はない。ドイツ品種であるリースリングを植えているボルドーの生産者たちはもちろん、それがボルドーのアペラシオン... (続きを読む)

サン・レオナルド~流行の兆し?  3 Feb 2018 この記事の別バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。 この40年から50年でワインのスタイルはこれまでのどの時代よりも大きく変貌を遂げている。それが同じ生産者、もっと言えば偉大な生産者の生み出すワインであっても、だ。 もしボルドーの1級シャトーを1970年代から今に至るまで垂直(同一ワインの異なるヴィンテージの)テイスティングする金銭的余裕があるならば、20世紀の終盤に至るまでの凝... (続きを読む)

マーガレット・リヴァーの優れたシャルドネ 13 Jan 2018 この記事の別バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。 先週は2016ブルゴーニュのテイスティングに費やしたが、白をテイスティングすればするほど、昨年11月に訪れた際に出会った西オーストラリアのそれを渇望するようになった。 西オーストラリアで最も有名なワイン産地、マーガレット・リヴァーはブルゴーニュが20世紀以上の歴史を持つのに対し、ワイン生産が定着してからはたった半世紀ほどしか経っ... (続きを読む)

ブルゴーニュ 2016 - 明と暗 6 Jan 2018 この記事の別バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。 ブルゴーニュ愛好家の皆さんには良いお知らせだ!来週ロンドンで開催される数えきれないほど多くのイギリスのワイン商が提供する2016ヴィンテージの蔵出し価格は去年とほぼ変わらないようである。 さらに良い知らせ:2016は本当に美味しいヴィンテージだ 悪い知らせ:ワインの数が圧倒的に不足している 読者の皆さんの中に経済的な理論に詳しい... (続きを読む)

泡と喜びのすべて 21 Dec 2017 この記事の別バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。辛口白(和訳)、赤(和訳)、甘口と酒精強化(和訳)に続くこのシリーズ最後のおすすめ一覧だ。 ここで紹介するワインの価格は1本14.99ポンドから顎が外れそうになるほどの2,000ポンドに及ぶ。多くの人にとって入手困難であろうワインに多くの紙面を割いてしまっていることをお詫びするが、最近Mixed current fizzesでも書... (続きを読む)

甘く強いお薦め 16 Dec 2017 この記事の別バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。おすすめの辛口白(和訳)と赤(和訳)も参照のこと。 4回連続お薦めシリーズの3回目は非常に優れた甘口ワインと酒精強化ワインで、その多くが非常にお買い得だ。この季節はまさにそれらに浸る絶好の機会だろう。下記すべてのワインはエミリオ・ルスタウの辛口シェリーを除いてすべて程度の差こそあれ甘口だ。センチリットル当たりの価格の安い順に並べて... (続きを読む)

温まる、あるいは気分が一新する冬の赤 9 Dec 2017 この記事の別バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。 4回連続の賑やかなお楽しみ用ワイン(白ワインは先週を参照のこと(和訳))として、以下の赤をお勧めする。中にはそれを最高に楽しむための提案を記載しているものもある。特にシンプルなボージョレなど、白よりも赤を好む向きには食前酒にぴったりなものも取り上げた。一方で特別な食事の主役になるような偉大なワインもある。ブルゴーニュやピノ・ノワ... (続きを読む)

冬に楽しむ白ワインのワンダーランド 2 Dec 2017 この記事のやや短いバージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。 これからの4週間は賑やかな季節に分けあって飲むのにふさわしい飲み物のおすすめを紹介していこうと思う。今回の記事は辛口の白ワインで、価格は1本6~42ポンドのものだが、どれもけして高すぎるとは思わない。中にはスーパーマーケットやチェーン店で扱うものも取り上げたが、基本的に最も面白いと思われるワインは独立系の小売店で見つけられ... (続きを読む)

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