ボルドーのヨハン・カステン(Yohan Castaing)が最新のボルドーのシャトー買収のニュースを伝えるようにとつついてきたので掲載する。また、ワインスペクテーターが取り上げたボルドーでここ数年中国人による買収が相次いでいるという注目すべき話題も参考にしてほしい。
ギャラリー・ラファイエットのオーナーであるムーラン家と、ペサックレオニャンにあるシャトー・スミス・オー・ラフィットのカティアール家はBPCEグループからシャトー・ボールガール他3つのシャトーを買収したと発表した。シャトー・ボールガールはカテュソーの東のはずれにあるポムロールで屈指の壮大なシャトーと、メルローとカベルネフランの17ヘクタールの畑をもつ。この買収はパヴィヨン・ド・ボールガール(畑8 ヘクタール)、ソーテルヌの甘口ワイン生産者であるシャトー・バストール・ラモンターニュ (畑52ヘクタール、公園と林地合わせて30ヘクタール)、シャトー・サン・ロベール (AOC Gravesの畑33ヘクタール、公園と林地合わせて16ヘクタール)も含む。
ムーラン家は主要株主となり、ボルドーの南端でスミス・オー・ラフィットによる豪華なホテルとレストラン、ル・スース・ド・コダリー(Les Sources de Caudalie)の経営も行う経験豊富なカティアール家はワイン生産に関わることになる。今後の注目を集めそうだ。
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