我々の重厚な著作の初めての外国語版が出版されたことを大変うれしく思っている。
「ワイン・グレープス」(今ではよく知られているので副題は必要ないだろう)の共著者である3人のJがつく人物、ジュリア、ホセ・ヴィーアモス(José Vouillamoz)、そして私はこれほどまでに包括的な、数々の受賞をしたこの書籍を翻訳する気になってくれる人物を探すのに長いこと苦労してきた。この本には我々が4年以上も費やして見出した、英語版の初版が発売された2012年時点で商業的にワインを生産している1,368品種にも及ぶブドウが掲載されている。我々はこの本がフランス、イタリア、スペインのヴィニュロンたちのために(翻訳されて)出版されるのを心待ちにしている。
なかなか翻訳版が出版されないのは恐らく1,242ページにもわたるその量にも原因があるのは間違いないだろう。だからこそ、共立出版の編集者である佐藤マサアキ氏がアメリカのインディアナ大学の翻訳者、北山雅彦氏や日本の酒類総合研究所の後藤奈美博士の協力を得て日本語版「葡萄品種大事典」を出版したことには心から賛辞を贈りたい。最近の訪日時に話した人たちから聞いた話から判断すると、彼らは世界中の産地の専門家からの協力も仰いだようだ。
この本はもちろん決して安いものではないが(40,000円)、sales@kyoritsu-pub.co.jp から購入することができる。こちらの詳細なウェブサイトからもこの出来立ての日本語版に関する情報を得ることができる。
以下の画像は「日本のワイン専門家」たちがこの本を推薦しているリーフレットだ。
(原文)